世界のビックリネタの第4弾は『世界と日本のクリスマスに対する意識の違い』についてご紹介します。
日本では、恋人同士で過ごすイベントとして定着しつつありますが、世界ではどのように過ごしているのでしょうか。
豆知識として頭に入れておくと、婚活イベントや婚活パーティーなどの場で、会話のネタとして役に立つかもしれませんね!
世界のクリスマス事情
アメリカ
アメリカでは、11月の第4木曜日が「サンクスギビング・ホリデー」に指定されていて、その直後からクリスマスシーズンに突入します。
街は華やかに彩られ、クリスマス商戦も大賑わい。ただ、キリスト教徒の多いアメリカでは、クリスマスを家族で過ごす大切な日という認識が強く、家族や親戚が集まってパーティーをするのが一般的です。
アメリカのクリスマスの特徴として挙げられるのは、クリスマスツリーが本物のモミの木であること。
サンタクロースが、このツリーの下にプレゼントを置いて帰るのは、日本でもよく知られていますね。
また、プレゼントとともにカードを贈るのも、アメリカではスタンダードな習慣。
クリスマスカードを早めに贈り合い、ツリーのオーナメントとして飾る家庭も多いので、郵便屋さんは大忙しです。
カナダ
カナダのクリスマスは、家族が集いパーティーをして賑やかに過ごします。
日本のように、恋人同士が街に繰り出してロマンティックに過ごす習慣はなく、
街からは人が消えお店も閉まっているところがほとんどです。
カナダのクリスマスの特徴として挙げられるのは、七面鳥を食べること。
七面鳥を焼いている間に、家族でプレゼント交換をして盛り上がります。
クリスマスケーキは、代々受け継いだレシピを元にお母さんが腕をふるうのがスタンダードです。
イギリス
イギリス人にとって、クリスマスは日本の「年末年始」のようなもの。
家族や親戚が集まり、飲んだり食べたりしながら団らんを楽しむ日です。
キリスト教徒の多いイギリスでも年々宗教色は薄れていますが、家族と過ごす大切な日であることは何ら変わりがありません。
クリスマスイブの夜に、子供たちはサンタクロースには「ミンスパイ」を、トナカイにはニンジンを用意して寝ます。
「ミンスパイ」とは、ミンチ状にしたドライフルーツを餡として詰めたパイのことです。
また、イギリスでは24日の夕方から25日にかけては、完全休業する店舗も多いのでクリスマスの準備は23日までに済ませておくのが常識。
日頃は24時間運行しているロンドンのナイトバスも、クリスマスには運行がストップするそうですよ。
フランス
フランスでも、クリスマスは家族で過ごす大切な日です。そのためパリの街からは人が消え、それぞれが故郷に帰るのが一般的。
一部の店舗を除き、レストランやスーパーなども閉まっているところがほとんどです。
クリスマス当日は、お母さんの作ったごちそうとフォアグラが欠かせません。
シャンパンやワインでお祝いをしながら、長い時間をかけて家族団らんを楽しむのがフランス流だと言えるでしょう。
フランスの子供は、サンタクロースからプレゼントをもらうために、ツリーの下に家中の靴やスリッパを並べて目印にするそうですよ。
ドイツ
日本で初めてクリスマスツリーが飾られたのは江戸時代で、ドイツ人の手によるものだったと言われています。
そんな日本とも縁の深いドイツのクリスマスは、故郷に帰り家族と共に過ごすのが定番。
また、クリスマスケーキではなく、生地にドライフルーツやアーモンドなどをまぜて焼いた「シュトレン」と呼ばれるパンを食べる習慣が知られています。
スペイン
スペインでは、クリスマスは家族の団らんを楽しむための日。
故郷を離れている家族や兄弟も実家に帰り、ごちそうを食べて過ごします。
クリスマスケーキを食べる習慣がない代わりに、クリスマスの時期になると売られる
「トゥロン」「ポルボロン」「ロスコン」「マサパン」といった甘いお菓子を食べるのが特徴です。
イタリア
イタリアのクリスマスは、家族や親戚が一同に会して和気あいあいと過ごす日です。
その一方で、日本とは逆に元旦を恋人同士で過ごすことも多いのだとか。
イタリアには本来サンタクロースはいないと言われていて、ほうきに乗った魔女が子供たちにお菓子を届けてくれるという言い伝えがあります。
そのため、クリスマスシーズンになるとほうきに乗った魔女のパッケージのお菓子があちこちで売られているそうですよ。
またイタリアではクリスマスケーキよりも、ドライフルーツを練り込んだ「パネトーネ」という大きなパンを食べる習慣があります。
日本のクリスマス
日本
世界各国では、クリスマスを家族で和気あいあいと過ごすのが一般的だということがわかりました。
現在の日本では、恋人同士で過ごす一大イベントとも言えるクリスマス。
独身者にとっては、「クリスマスを一人で過ごしたくない」という思いも強いでしょう。
ところが、大半が仏教徒である日本人がクリスマスを盛大に祝う様子は、外国人の目にはかなり奇異に映っているのだとか。
クリスマス用のデコレーションケーキとチキンを食べる日本の習慣が「不思議で仕方ない」という外国人の声もよく耳にします。