政治・経済・社会
再婚禁止期間「違憲」、夫婦同姓規定「合憲」
民法の「離婚した女性は6カ月間再婚できない」という規定を憲法違反だとして、岡山県に住む30代女性が国に損害賠償を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁は16日、この規定の100日を超える部分は「憲法違反」とする初判断を示しました。
国はこの判決を受けて、規定を見直す民法の改正を迫られることになります。
一方で同じく16日、民法による結婚した夫婦の姓をどちらかに合わせる「夫婦同姓」の規定は憲法違反だとして、東京都内の事実婚の夫婦ら5人が国に損害賠償を求めた訴訟の上告審判決についても注目が集まっていましたが、この規定は「憲法に違反しない」と判断した最高裁は請求を退けました。判決は裁判官15人中10人の多数意見によるもので、夫婦同姓は憲法の定める「個人の尊厳」や「男女平等」に照らして、合理性を欠くとは認められないと結論づけられました。
米カリフォルニア州で銃乱射事件
現地時間2日昼前(日本時間3日午前4時頃)、米カリフォルニア州サンバーナディーノの福祉施設でまたもや銃乱射事件が発生しました。
実行犯のサイード・ファルーク容疑者(28)とその妻タシュフィーン・マリク容疑者(27)は現場から逃走しましたが、その後の警察との銃撃戦で死亡。2人はファルーク容疑者の職場のパーティーで70発前後を乱射し、14人を殺害、21人を負傷させる惨事を招きました。そのうえ、逃走に使った車両内に約1600発、隣町で借りていたアパートにも約5000発の銃弾を持っていたといいます。また、乱射事件の現場にあった金属パイプを使った爆発物が、遠隔操作できるような装置とつながっていたり、2人のアパートでも爆弾のようなものが複数発見されたことから、捜査当局はテロ事件とみなして捜査を進めています。
容疑者が過激派組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓っていたという今回の事件は、直接の指揮こそ明らかになっていませんが、ISに関連するテロが米国でも初めて起きたことを意味しています。心配されていた国内在住者によるテロが現実に起きたこの事件を受けて、米社会の緊張はさらに高まっています。
スポーツニュース
日本女子サッカーのレジェンド、澤穂希がついに引退
INAC神戸のFW澤穂希さん(37)が、2015年限りで惜しまれつつも引退をしました。
17日都内で行われた記者会見では「やりきった、悔いのないサッカー人生でした」と話した澤さん。引退決断について「W杯を終えて以降、心と体が一致するのが難しかった」という説明をし、以前から引退を考えていた胸の内を明かしました。
27日に現役最後となるアルビレックス新潟との皇后杯決勝では、INAC神戸を優勝に導く決勝ゴールを決め、有終の美を飾りました。
澤さんは15歳で初めて女子日本代表に招集されて以来、4度のオリンピックと6度のW杯に出場。2011年のドイツW杯では、決勝の対アメリカ戦で劇的な同点ゴールを挙げるなど、初のW杯優勝に大きく貢献しました。さらにはMVPと得点王も獲得し、同年のFIFA女子最優秀選手賞を受賞する快挙を成し遂げています。
エンタメニュース
2015年度TV出演本数ランキング発表
テレビ放送の調査や測定を行うニホンモニターが15日、「2015タレント番組出演本数ランキング」を発表しました。
気になる1位は昨年初の年間王者になったTOKIOの国分太一さん。出演本数653本という、2位のバナナマン設楽統さんの556本に大差をつけてのV2となりました。4位に加藤浩次さん、5位に坂上忍さんと帯番組の司会者の中で、3位に出演本数458本のハライチ澤部佑さんがランクイン。帯番組も冠番組も持たずに前述の面々の中に入るのは、大健闘と言っていいでしょう。
また、今回もう一人の注目は、女性タレント部門で初の1位に輝いた小島瑠璃子さん。429本出演で全体ランキングでも7位に入り、昨年の20位から大きくジャンプアップしました。
好きなアナウンサーランキング
毎年恒例となった、ORICON STYLEの「好きなアナウンサーランキング」。9日に「第12回好きな女性アナウンサーランキング」が、16日には「第11回好きな男性アナウンサーランキング」が発表されました。
女性では「ヒルナンデス!」「有吉ゼミ」など多くの人気番組を担当している、日本テレビの水卜麻美アナが3連覇、男性では日本テレビの朝の情報番組「ZIP!」で総合司会を務めている桝太一アナが4連覇を達成。5連覇を成し遂げると殿堂入りとなるので、水卜アナは08年に殿堂入りした元フジテレビの高島彩アナ、桝アナは09年に同じく殿堂入りしたTBS安住紳一郎アナに、それぞれ迫る勢いで、来年以降の結果が注目されます。