「草食系男子」という言葉が広まって久しいですね。みなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

恋愛に奥手なイメージがありますが、多くの女性からモテるのもこのタイプの男性。

好きなのに、押しても引いてもけんもほろろな男性相手に「脈が無いのか、草食系なだけなのか…」と悩む女性も多いもの。

そんな、令和時代の”草食系男子”の攻略法です！

気になる”草食系男子”とは？

「草食系男子」という言葉をよく耳にするようになったとはいえ、“ちょっとシャイ・恋愛に疎い”というイメージぐらいしかない方もいるでしょう。

近年増加傾向にあるという、その気になる生態に迫ります。

最近増えつつある”草食系男子”とは？

「恋愛に奥手である」「女性に対して積極的ではない」「穏やかで優しい人が多い」－

これが一般的な“草食系男子”の特徴です。

恋愛と言えばかつては男性がリードするのが普通で、男性から女性に迫り、告白もデートのエスコートも男性が主導権を握るイメージがありました。近年はそうした傾向も薄れつつあるとはいえ、女性はどちらかというと受け身で、恋においては引っ張ってもらうのがいまだに主流と言えるでしょう。

草食系男子はその「男性からリードする・主体的にエスコートする」ことが苦手です。そもそも主導権を握ろうという感覚も強くありません。「一緒に二人で楽しくムリなく過ごせればいい」というスタンスでいます。

そのため、”頼りがいのある男性からグイグイ引っ張ってほしい”タイプの女性からすると、物足りなさを感じることもあるようです。

物欲・競争欲が弱い

草食系男子は穏やかで温厚、物欲も薄いことが多いんです。人と対立することを嫌うため人間関係も平穏そのもの。ですが恋愛においてはハードルがあったり、ライバルがいるとあっさり諦めてしまうことも…。

出世や競争欲というものにも乏しく、ガンガン出世していくギラギラした肉食系男子とは対極にいると言っても良いでしょう。飛躍的な出世や目覚ましい収入などは望めないかもしれませんが、早く帰ってきて家事・育児などを手伝ってくれるため、家族になるにはぴったりの堅実なパートナーです。

インドア派

草食系男子でもアクティブ・行動的な男性もいます。新しいことに積極的に挑戦するのが好きな方もいるでしょう。とはいえ、おだやかに暮らす草食動物にたとえられるとおり、アウトドアで活動的に動き回るタイプではない「休日は基本的におうちでゴロゴロ」というのんびりやさんのほうが多いでしょう。インドアでマイペースに動く、変化を望むことなく、独特の自分の世界を持っていてその行動範囲で楽しむことに幸せを感じます。

そのほんわかした雰囲気は女性から見るととても魅力的。「もっと外に出ようよ！」と強制することなく、一緒に趣味を楽しめると仲を深めることができるでしょう。

繊細かつ鈍感

草食系男子は自分の気持ちには敏感ですが、異性の気持ちを察する能力には少々欠ける部分があります。ひどく繊細な雰囲気を持っているのに、妙なところで鈍感なんです。

そのため、「言わなくても察して！」「気持ちを理解して」という女性を苦手としています。

なるべくはっきり物事を言ってくれる人、それでいて否定の言葉を使ってこない人を、男女問わずに慕う傾向にあります。

消極的

草食系男子は、のめりこんでいる趣味などは別として、なにごとにもやや消極的。

消極的な理由は、人間関係・恋愛の失敗で自分が傷つくことをおそれる傾向が強いからです。ダメージを受けてもいいから、新しいチャレンジをしてほしいものを手にする！という考えはあまりしません。恋愛も「ミスして傷つくくらいなら、じっとしていたほうがいい」という思考になるのです。

そのため女性は男性側の気持ちが分からず不安になってしまいます。私に興味がないのね、と身を引いてから「実はカレ、貴女のこと好きだったらしいよ」という話を人づてに聞いて「わけがわからない！じゃあ言ってよ！」と頭をかかえた…なんて話も耳にします。

傷つきたくないだけなので、決して「恋愛自体にまったく興味がない」わけではないことを覚えておいてください。

草食系男子の”特徴”とは？

いわゆる草食系男子の”基本的な特徴”というのはどういったものなのでしょうか。

それが分かれば、ミステリアスな彼らの恋愛における攻略法も見えてくるかもしれません。

穏やかで優しい

草食系男子は基本的に、穏やかで優しい方が多いです。言葉もやわらかく柔和で笑顔も素敵なので、その魅力に思わず好きになってしまう女性も多いでしょう。無邪気でこどもっぽい側面があるのも、母性本能をくすぐられてしまうポイントです。異性にグイグイ行かなくてもプチモテするタイプなので、恋のライバルは多いものと考えてください。

対立を避ける

争いが嫌いな草食系男子。ぶつかるのを避ける傾向にあるので、あいまいな態度が多くなりがち。意見がぶつかってケンカになったり、自分や相手が傷つくことを恐れています。そのため本音が見えづらいと感じることもあるでしょう。

真剣に価値観をすり合わせようとしているのに、「のらりくらりとしていて、しっかりとした話し合いができない」と感じることも。あなた自身の思いをきちんと伝えて、相手の言葉を聞き出す努力が重要になります。

誰にもフラットな態度

草食系男子は人間関係が円滑であることを尊びますから、誰に対しても平等な態度を取ることが多いです。八方美人ともいえますね。分け隔てなく接しようとする努力のせいで、人間関係には疲れを感じやすい部分も。

皆に対して平等ということは、ひとしく距離があるということでもあります。なかなか心の深い部分まで立ち入らせてくれようとはしません。

そして女性から見ると、「この人、私のこと好きなのかな」と勘違いさせてしまう原因になります。あちこちに笑顔をふりまいている様子を見て「誰にでも優しいんだな…」「私のことはどう思っているんだろう？」とヤキモキしてしまう要因に…。

ネガティブ

草食系男子はあまりポジティブではないことが多いようです。少しネガティブ寄りの思考で、会話の中で「どうせ自分なんて」「僕はあんまり…」「そういうタイプじゃないし…」と自己否定する言葉が出てくることもあります。

そこで「なによ、男らしくない！」「もっと前向きになりなよ！」なんて責めてはいけません。草食系男子は傷つきやすいので、否定してくる人を一番苦手としています。

「あなたのこういうところが魅力的だと思う」「自信をもっていいと思うよ」「私は好きだな」と励ましてあげることができれば、「この人は僕のことを肯定してくれるんだな…」と信頼関係を築くことができるでしょう。

恋愛優先度が低い

基本的に草食系男子の”恋愛優先度”は低めと考えても良いでしょう。あなたの恋愛優先度が高い場合、「なんで私をかまってくれないの」「私のことが好きじゃないの」「何を考えているのかわからない」といら立ちを感じるかもしれません。とはいえ、草食系男子には彼なりの恋愛ペースがあります。目に見える態度に表さないからと言ってあなたに興味が無いわけではありません。あまりマイナスにとらえずに、鷹揚に接することが必要です。

没頭できる趣味を持っている

草食系男子は「オタク気質」を持っていることが多いです。それに没頭している彼を見て「そんなことしているよりも、もっと私のこと見てほしいのに…」と不満を覚えることも。

草食系男子は自分の趣味をとても大切にしています。それを頭ごなしに否定・邪魔するような相手をパートナーに選びたいとは思わないでしょう。

視点を変えて、彼を理解し趣味を一緒に楽しむと、とても喜んでもらえますよ。そうでなければ、彼が趣味を楽しんでいる間はあなたも好きな趣味に打ち込んでみてください。

行動を怖がる

草食系男子は「行動」を怖がる傾向があります。変化の少ない平穏を愛しており、未知の経験はおそろしい、と感じるんですね。新しいチャレンジや取り組みをするにもまず失敗を考えてしまって一歩が踏み出せません。恋愛に自分から踏みこんでいくことも稀です。自分や相手、周囲を傷つけてしまうのではないか、というマイナスの想像をしてしまうからです。

相手を追いかけない

『来るもの拒まず、去る者追わず』…草食系男子は壊れかけた人間関係を構築しなおそうと努力することはあまりしません。相手に興味がない、嫌いだというわけではなく、なにか対応してさらに関係がこじれることを嫌がるんです。頑張って破綻するぐらいなら、頑張らないで壊れたほうがマシという風に考えます。

ですから相手の気を引こうと思って「もう知らない！」「別れる！」などと口走ったら、あなたから歩み寄らない限りはそこで関係は終わってしまうでしょう。

どう接すればいい？草食系男子のトリセツ

恋人にするとなると少々面倒くさい感もある草食系男子。でも、魅力的な男性が多いのも確かです。「好きになってしまった」とお悩みの女子はどう接したら良いのでしょうか。

傷つきやすい草食系男子

草食系男子はデリケート。対立が嫌いで繊細で、すぐに自分のカラに閉じこもってしまう部分もあります。「男のくせに…」「もっとしっかりしてよ」「頼りがいがないなぁ」などと、相手を貶めるようなことを言うとすぐに心を閉ざしてしまいます。「男なんだからこうするべき」と決めつけることなく、彼の性質を理解して寄り添う心が大切です。

恋愛におけるリードを期待しない

「デートは男性から誘ってほしい」「男性におごってほしい」「素敵なお店を知っていてほしい」「恋愛でエスコートしてくれるのは当たり前」と考えてはいないでしょうか。

現代の草食系男子は色んな意味で”男女平等思考”を持っています。何事も二人でやれたらいい、という風に考えています。手を引くよりも、二人三脚で進んでいきたいタイプが多いのです。ですから、「男性からやってもらって当然」という態度でふんぞり返っていたら、すぐに見切りをつけられてしまうでしょう。

他のイベントや約束を優先していても当人には悪気が無いため、「私よりそっちのほうが大切なんて！！」などと怒らないであげてくださいね。

”ぐいぐい”は逆効果？

柔和さが素敵な草食系男子。「カレに積極性が無いから」と、肉食系の女子は自分の好意をグイグイと押し付けてしまいがち。とくに年齢によっては強く焦りを感じて「私たち付き合ってるよね」「いつまでに結婚したいんだけど」「うちの親に会いに来てよ」などと急き立ててしまうこともあります。

ですが、追いかけられたら逃げたくなるのが男子のサガというもの。とくに草食系の男性はガンガンと攻めてこられるとそこで尻込みしてしまう傾向が強いです。

草食系男子ははっきりと意思を伝える女性を好む面がありますから、ある程度のアプローチやアピールは大切ですが、相手の気持ちをよく考えながらにしましょう。

からかわない・否定しない

あまり女性と接してこなかった、男性ばかりの環境で育った草食系男子は照れ屋さんでシャイ。女性と関わるときはつい一歩引いてしまいます。つい目が泳いだり、沈黙が増えてしまうこともありますね。女性に慣れておらず緊張しやすい方が多いので、そこを理解してのんびりと付き合いましょう。

うろたえている姿がかわいらしいからと、「なに、照れてるの？」などとからかったりするのはNGです。女性から否定の言葉を投げかけられるのも、草食系男子にとっては非常にショックが大きいのでやめましょう。

相手を変えようと思わない

草食系男子の心や行動を無理に変えようと思わないことです。「私がカレを変えるんだ！」なんて考えて交際すると、相手も自分もだんだんつらくなってしまいます。合わない部分は合わない、妥協できる部分は許容する、無理な部分はしっかり対話して改善策を見つけるなどしましょう。一方的に相手に変化を求めることはやめましょう。

具体的なアピールを

肉食系のような押しすぎは禁物ですが、たまには恋愛において具体的な方向性を示すことも大切です。少しばかり優柔不断な面がある草食系男子。決断するにも時間がかかったり、きっかけがないと動けないこともあります。

「草食系男子に気を使って、黙って告白を待っていたらずっと進展がゼロのまま」「彼が乗り気になるまで、と考えて結婚を切り出さなかったら、彼は結婚願望が無かった」「結婚してもらえると信じてずるずると何年も同棲したあげく、“家庭に責任を持つことが怖いから入籍はしたくない”と言われた」なんて事態にも陥りかねません。

いくら相手がデリケートな草食系男子とはいえ、あなたの譲れない部分に関してはしっかりと伝え、話し合いを持つことが重要です。

そこで関係が終わってしまうのならば仕方ない、と割り切りましょう。

草食系男子が好きな女性のタイプ

恋愛に奥手な草食系男子ですが、女性に興味がないわけではありません。できることなら、恋愛だって本当はめいっぱい楽しみたいと考えているんです。

そんな彼らは、こんなタイプの女性に引かれる傾向があります。

自分のペースを尊重してくれる女性

草食系男子はマイペースな人が多く、自分のペースを乱されると動揺してしまいがち。「はやく決めて」「なんでまだやらないの」とせっついてくる女性より、そのペースを理解してくれるか、話し合って進めてくれる女性が好きです。

「〜したい」と明確に意見を言ってくれる人

優柔不断な側面がある草食系男子。恋愛やデートでもいろいろと悩んでしまうもの。「なんでもいいですよ」と丸投げする女性より、「ここ行きたい！」とズバッと意見を言ってくれる女性に頼りがいを感じ、安心します。

素直な女性

女性の気持ちを察することが苦手でつい言葉の裏を読んだり、不安になってしまうこともある草食系男子。感情はストレートに、表現ははっきりとした女性を好みます。いわゆる恋愛の駆け引きのようなものははやめましょう。

よく笑いよく話す人

草食系男子は口下手な人が多いもの。決してしゃべらないわけでは無いのですが、恋愛の最初は距離感がわからず口が重たくなりがち。よく笑いよく話す人とは早い段階で打ち解けて、感情や本音を見せてくれるようになるでしょう。「男性が話を盛り上げるべきでしょ？」などと考えないで、明るい笑顔と楽しいトークを心がけていきましょう。

バイタリティのある女性

やさしさが裏目に出て、いろいろと迷いがちな草食系男子。そうした揺れる自分を引っ張ってくれる、バイタリティのある女性に惹かれる傾向にあります。

無神経にデリケートな部分にまで介入して来たり、勝手に一人で進めてしまうような自己中心的な女性のことは苦手としますが、《リードしてくれる女性》には好意を抱きやすいんです。そのためしっかりとした年上の女性と交際するケースも多いようです。

肯定してくれる・理解のある女性

草食系男性は傷つくことがいやなので、人当たりがやわらかく自分に理解を示してくれる女性を求めます。「分かるよ」「そうだよね」と肯定する言葉に安堵するのです。

「なんでこんなことも出来ないかな」「男ならこのぐらいやりなさいよ」「私と仕事どっちが大事なの？」などとキツく責め立ててくる女性からはすぐに逃げます。

「好き」がハッキリしている女性

やや八方美人で感情表現のニガテな草食系男子は、恋愛でもあいまいになりがち。そのため、「好き」「あなたのこういうところが素敵」と明確に表現してくれる女性に魅力を感じます。自分にない部分を持った異性は尊敬してしまいますよね。

「彼女が僕のことを本当に好きなのかわからない」状態では、草食系男子は不安で動けなくなります。そのため分かりやすい言葉や態度が重要になります。押し付けがましくない好意の表明は、草食系男子と仲良くなるために必要な行動なんですね。

草食系男子の恋愛の特徴

草食系男子の恋愛は、とかく進めにくいもの。長期戦を見込まないといけません。

それに焦ったりイラだったりしないで、信頼を構築していく努力が必要になります。

恋愛関係に発展するまで時間がかかる

草食系男子との恋愛でよく聞かれるのが「友達期間が長くて、恋人になるまでが大変だった！」という声。一般的には女性のほうが恋愛気分が盛り上がるのが遅く、男性は比較的恋愛ムードになるのが早いと言われています。

ですが、これまでの特徴のとおり、草食系男子は恋愛に対しては非常に奥手。たとえ相手からの好意を感じても「いや、まさか」「自分なんかに…」と卑屈になってなかなか進展しないことも多いんです。男女の逆転状態がここで起きてしまいます。

草食系男子との恋愛はさじ加減がむずかしいもの。「最初は友達でいいや」という感覚で気長に進めていきましょう。

大恋愛ではなく穏やかな関係に

燃え上がるような恋、運命の出会い、ロマンチックで情熱的な恋愛！…という風にはならないのが草食系男子との恋愛。適度な距離と、落ち着いたあたたかさが特徴。どちらかというと友情や家族愛のようなほんわかした関係になることが多いようです。

ドキドキやわくわくが大好きな恋愛体質の方には少々物足りないかもしれませんが、じっくりと醸成された関係は強固で深く、おだやかで居心地の良いものになるでしょう。草食系男子は一度気を許し、心を預けた相手のことをとても大切にします。

ぱっと華やかに燃え上がってあっさり醒めてしまう恋ではなく、結婚してからも長く続く幸せな関係を築くことができます。

メリットたくさん！草食系男子と付き合うということ

「なんだか草食系男子ってめんどくさそう～」「優柔不断な男子と付き合って何かいいことあるの？」「やっぱり男らしい人のほうが頼もしいよね」と感じた人もいるかもしれません。ですが草食系男子と交際するメリットは数多くあります。

女性としての幸せをつかみやすい

草食系男子の一番の魅力はその《やさしさ》です。おだやかで分け隔てなく、子どもなどにも柔和に接することができる方が多いのです。繊細で自分も傷つきたくないため、人に対してもわざと傷つけるような行動はまずとりません。あなたに対して気づかいをして、いたわってくれますから、近年問題になっているDV、モラハラに合う可能性も低いでしょう。

最初は不器用で女性の気持ちにきちんと寄り添えないかもしれませんが、そこで「言わなくてもやってよ」と考えてはいけません。「こうしてほしい」ということを伝え、行動してくれたら「ありがとう！」を伝え続ければ、素直に喜んで学び、あなたのことをずっと大切にしてくれるはずです。

肉食系男子に比べて一途

肉食系男子はリードも上手でソツがなく、その男らしさを「かっこいい！」と思うこともあるでしょう。女性への扱いに慣れているだけあって、多くのライバルもいます。誰から見ても魅力的であるがゆえに、浮気や心変わりの心配もありますよね。恋人としては最高に魅力的な肉食系男子ですが、結婚や家庭を築くと考えた時に若干の不安も否めません。

草食系男子は恋愛に奥手な反面、誠実でとても一途です。心を許した女性にはずっと尽くしてくれるでしょう。女性への扱いに長けていないため「デリカシーが無いなぁ」「もっと態度で示してほしい」と不満に感じることもあれば、なかなかうちとけるまで時間を有するかもしれません。ですが、仕事も真面目にコツコツと打ち込み金銭的にも派手ではなく堅実な方の割合が多いため、一度信頼関係を構築できれば、あなたの生涯のパートナーとして最高の存在になることは間違いがありません。

見逃さないで！草食系男子のアプローチ

“脈アリ”の好意がわかりづらい草食系男子。ですが、女性に対してなんとも思っていないわけではありません。その好意を察することができれば、効率的に仲を深めていくことも可能です。

向こうから声をかけてくる

なかなか自分から動かない・動けない草食系男子ですが、相手からとくに用事が無くても声をかけてくるようならあなたに対して好意があると考えられます。まずはたわいのない会話から仲を深めていきましょう。好みや趣味、好きな食べ物などをさりげなくリサーチしておいてください。

よく目があう

好意がある人のことはついつい目で追ってしまうもの。しきりと目が合うようなら、あなたのことを自然と見つめているのかもしれません。目が合ったら自然に微笑み返すと、相手の緊張感もほぐれるはずです。ジッと見つめ返したり、露骨に目を逸らすのは悪印象ですからやめましょうね。

誘いを断らない

軽くカフェなどに誘ってみて様子を見ましょう。その際にイヤそうな顔をしたり、戸惑うそぶりをみせたらまだあなたへの好感度は低い状態ですからいったん引いてみましょう。デートを断られないようでしたら、あなたへの興味・関心が高い状態です。相手が行きたがっている趣味の場や、好きな食べ物を事前にリサーチして、そこに「私も興味があるから一緒に行ってみない？」と誘ってみてはいかがでしょうか。

LINEや電話で積極的

シャイで口下手な草食系男子ですが、メッセージだと緊張がほぐれるようで、饒舌になる方も多いもの。対面ではなくLINEや電話のほうがカジュアルに話せるようでしたら、そちらで密接なコミュニケーションを持ってみてください。そのうち、対面で顔を合わせても気軽に冗談を言ったり、自然に笑いあえるようになるはずです。最初から無理に「会おう」「デートしよう」というよりも、まずは文字を通じて仲を深めるのも一つの方法です。

アピールをしてくる

草食系男子の好意はとても分かりにくいですが、言葉の端々でポジティブな言葉を使ってくれる、笑顔が多い、たくさん質問をしてくる、好みのタイプを聞いてくるなど、彼らなりのアプローチをしてくれる場合があります。そうした行動を見逃さないことが大切です。なにかのきっかけでデートに誘ってもらったら決してダメ出しをしないようにしましょう。一度断ると草食系男子はショックを受けてしまい、まず二度と誘ってきません。

時間が合わないようなら「誘ってくれて嬉しい！でも残念だけどその日は予定があるから、●●はどうかな？」と必ず感謝を述べてから、具体的な代替案を出しましょう。

草食系男子へのアプローチ方法の極意！

引いてもうまくいかず押しても逃げられる草食系男子。「こんなペースでうまくいくのかな」と不安を感じることもありますよね。難しい草食系男子へのアプローチ方法の極意をまとめました。

焦らずじっくり、腰を据えて

草食系男子を落とすために必要なのは、「焦らないこと」です。普通の恋愛・普通の男性と同じように考えていると、相手の反応が想像と違って焦ってしまったり、「相手の気持ちがわからない」と思考の迷宮に入り込んだり、「どうせ私のことを好きじゃないんでしょう」と決めつけて諦めてしまうことになりかねません。

恋愛はこういうものだ、という常識を排して、「彼」にしっかり向き合うことが大切になります。その特徴や考えを見定め、引き出すため、腰を据えて付き合っていきましょう。

過度なアピールはし過ぎない

なかなか動いてくれない草食系男子にしびれを切らして、過度にアピールしたり、ひとりよがりの恋愛の進行を求めてしまっては、最終的にあなたが選ばれることは無いでしょう。

草食系男子はハッキリと感情を言葉にしてぐいぐい引っ張ってくれるタイプの”姉御肌な女性”を好む一方で、無理矢理に恋愛感情を押し付けてくる身勝手なタイプをひどく嫌います。自己中心的なアピールは控えて、言うべきことははっきりと意思表示をして、そうではないことは柔軟に考えることが必要になります。もちろん、草食系男子の気持ちをきちんと聞き出す努力も忘れてはいけません。

女性の気持ちを伝える

恋愛下手の草食系男子。「恋愛したらこういうデートをする」「女性の気持ちはこう動く」という常識を知らないことも多いんです。相手が何もしてくれないので腹を立ててしまう女性もいますが、彼らはわざとそんな態度をとっているのではなく、まだまだ恋に関する知識が深くないだけなのです。

そこで「配慮やデリカシーが足りない」とイライラするのではなく、あなたから「恋愛はこういうもので、女性の心の動きはこういうものだ」ということを、お説教にならないよう丁寧に伝えてみてはいかがでしょうか。

やさしさと素直さをもった草食系男子は、「なるほど、そうか」と思ったら態度を改めてくれるため、そこからスムーズに仲が進展することもありますよ。

まとめ

温和で素敵だけれど女性から見たら度し難く、恋愛に対して醒めていると思われがちな草食系男子。感情表現もアピールも分かりづらく、なかなかうちとけて心を開いてはくれないかもしれません。

婚活や出会いの場でも、初対面ではパッとしないかもしれませんが、じっくりと内面を深めていくと魅力が見えてくるはず。その心の優しさを理解することができればすばらしい関係を築いていくことも夢ではありません。

あたたかな家庭を築きたい、と切望する女性にとっては、草食系男子は理想的なパートナーと言えるでしょう。

女性も近年は「干物女子」など、消極的な方も増えているといいます。誰しも傷つくことは怖いものですよね。「男なんだからあなたが頑張ってよ！」と考えるのではなく、歩み寄りの心を大切に草食系男子との恋愛に注力してみてください。

素敵な出会いと明るい未来が待っているはずです！