お相手が何を望んでいるか知ろうとし、自分の気持ちを伝える、この2つがなければ、コミュニケーションは成立しません。
カップルになって、お付き合いが始まって順調なんだけれど、
なんだか疲れる…。そんな状態に陥って悩んでいる方は多いようです。
“疲れる”原因はお相手の反応を気にして、自分を出せない為という事ですが、お相手の気持ちを慮っての行動というより、あなたが素の自分を出す事によって、笑われたり非難される事で、ご自身が傷つくのを恐れている部分があるからではないでしょうか?
お相手の反応を気にして自分を出さない事と、お相手を思いやる事とを混同されている部分があるかもしれません。
自分がどう思われる、という事を気にかけるより、もっとお相手の気持ちや望んでいる事を知ろうとし、あなたの気持ちを素直に伝えるという事にポイントを置いてみてはいかがでしょうか。
POINT.1自分自身について見つめ直してみる
好きな人に素の自分を出せないという事は、あなたが「自分に自信がない…」と思っているからかもしれません。
まずは、自分の事を客観的に見てみましょう。自分には何が出来て、どういった立場に居るのか。
どういった意識でお相手に接していて、どういった印象をお相手から受けているのでしょうか?
あなたが思っている自分自身と、お相手が思っているあなたにズレはないでしょうか?
お相手と素直な気持ちで向き合いたいと思ったのであれば、あなたの気持ちを伝える事を恐れない事です。
自分の気持ちを偽る事は、結果的にお相手の信頼を裏切る事になるのかもしれません。
ご自身の心を開けない方は、お相手の心を開く事もまた出来ないでしょう。
現在、あなたはお相手に良く思われたいと頑張るあまり、本来の自分でない姿を創り上げてしまっているのだとしたら、お相手は偽りのあなたを好きになったという事になってしまいます。
その偽りの姿を続けられなくなった時、恋も終わってしまうかもしれません。
自分自身を客観視するという事は難しい事ですが、お相手と一緒に、お互いの気持ちを話し合い、認め合えるポイントを見つけていくようにしてみて下さい。
そういった行動の積み重ねが、あなた自身の自信につながっていけば、あなたの恋愛における立ち振る舞いも変わってくるのではないでしょうか。
POINT.2「こんな自分でいたい」より、お相手への素直な気持ちを大切に
お相手にとって、「こんな自分でいたい」、と理想を持つのは悪い事ではありませんが、お相手の反応を気にするあまり、自分を縛ってしまい、お相手といる時間を楽しめないのだとしたら、非常にもったいない事だと思います。
「自分を良く見せたい」という気持ちよりも、「お相手が好き」という気持ちに意識を向けてみてはいかがでしょうか。まずは、お相手のあなたへの行動に対し、少しずつでも、あなたの気持ちを素直に言葉にしてみる所から始めてみましょう。
今まで、こう言ったら嫌われるかな、と心の中に留めていた事は、あくまでもあなたの想像の中の事で、実際にお伝えしない事には、本当の事は分かりません。
あなたの心の中で完結してしまった上での行動は、お相手への思いやりとは違うのではないでしょうか。
お相手を思いやる、理解しようとする行動とは、表面上のコミュニケーションや、どちらかが一方的に我慢したりする事ではなく、お互いの気持ちを伝えあい、尊重し合う事だと思います。
何も、お相手にとってマイナスの事を打ち明ける事だけが、素の自分を出すという事ではありません。
「○○してくれて嬉しい」「○○に対してはこう思ったけれど、あなたはどう思う?」等、お相手と積極的にコミュニケーションを取っていくようにしてみて下さい。
そういったコミュニケーションの積み重ねをしていく事で、お相手にもあなたの事が少しずつ伝わっていき、お相手もあなたに対して「こういう言い方をした方がいいのだな」「こういう事は嫌なんだな」等学んでいく内に、お互いに円滑なコミュニケーションが取れるようになってゆくでしょう。
そうなっていけば、いつのまにかお互いが、自然体でお付き合い出来るようになっているのではないでしょうか。
まとめ
何もかも完璧な人はいません。
ありのままの自分を見せる事を恐れないようにしましょう。
背伸びをしない、ありのままの自分でいたいと思うのなら、欲しいものを欲しい、好きなものを好きと伝える事を恐れないで下さい。
心からのあなたの素直な言葉は、お相手の胸深くにきっと伝わるはずです。
あなたが心を開いた分、お相手との距離を縮める事になるのです。
何もかも完璧な人などいないのです。欠点や弱点があって当然なのです。
そういう所を見せ合え、認め合えるようになれれば、お二人の関係もより深まってゆくでしょう。