彼と結婚したいと考えているのなら、将来設計について話合う事。あなたも収入に協力する姿勢が大切です。
結婚を考えている彼がいるけれども、彼の収入が少ないために、結婚の決断が出来ないとの事。
お付き合いの段階であれば、収入面はさほど気にするポイントではないのですが、結婚相手ともなると、かなり重要視される所ですよね。
データによると、結婚相手の収入を重視するかというアンケートでは、8割近くが重視すると答え、7割近くの方が自分より少ない収入の方とは結婚出来ないと答えているようです。
大切なのは、あなたが結婚するにあたって、どこが譲れないポイントであるかです。
もしも「収入」を一番に考えられるのであれば、彼の事をあきらめざるを得ないでしょう。
しかし、悩まれているという事は、「収入」意外の彼の魅力を理解しておられるからではないでしょうか。
そうであるならば、二人でこれからの将来設計について一度話し合ってみてはいかがでしょうか。
POINT.1まずは、お相手と将来について話合いましょう。
そもそも彼の経済面が不安…と言っても、具体的にどの位足りないから、不安なのでしょうか。
結婚相手の理想の年収は500万以上とか、700万以上等と言う女性が多いようですが、それはどこから計算した金額なのでしょうか?ただ、ネット上や一般論でそう言われているから、言っているだけなのではないですか?
例えばあなたが一人暮らしをしていて、現在の年収がいくらで、これからどういった事をしていきたいと思っているから、この位が必要だ、という考え方でなければ、お相手に求める年収は何の説得力もないのではないでしょうか。
まずはお二人で、もし結婚するとしたら、どういった将来を描いていきたいか、真剣に話し合う必要があります。こういった現実的な話は今まで避けてこられたのかもしれませんが、結婚する前に必ず確認しておくべき事です。「結婚すれば何とかなる」といったあいまいな考えで結婚するべきではありません。
現在お互いの貯金はどの位で、住みたい家はマンションなのか、一戸建てなのか、子供が欲しいのかそうでないのか…。そういった事を一つ一つ、率直に意見を出し合ってみて下さい。確定してなければ話せない事ではないと思います。希望レベルでの段階でも良いのです。話しているうちに、大体お互いの希望を叶える為には、いくら必要かという事が分かるでしょう。
大体の必要年収が分かった所で、彼の現在の年収から、あとどれほど足りないか、という事も具体的に分かると思います。
具体的に分かれば、将来的に収入が増える見込みがあってカバー出来そうだとか、あなたが共働きをする事でカバー出来るのかとか、または、それでもとても足りそうになくて、生活レベルを見直さないといけないのか、といった事がはっきりとしてきます。
POINT.2お相手ばかりに求めず、あなたも協力しましょう。
こういった現実的でシビアな話をする時は、言い方も重要です。彼の収入や仕事を頭から否定して、彼のプライドを傷つけないようにして下さい。
彼だって、ご自身の収入が少ない事は十分に理解しているはずです。お相手も結婚を意識しているのなら、申し訳ないとさえ思っているかもしれません。それをあなたから冷たい言葉でとどめをさされると、おそらく話合い所ではなくなってしまいます。
もしも、こういった話の際に気まずくなってしまったら、「あなたと幸せな将来を考えているからこそ、どうしたらいいか一緒に考えたい」といった前向きな気持ちを伝えるようにしてみて下さい。言い争いになったとしても、それを乗り越えていける関係でなければ、結局この先上手くいかないでしょう。ここでお相手が必要以上に卑屈になって、全く話合いにならないのであれば、それこそ結婚相手として相応しくないと見極めも出来るというものです。
日本経済は先行き不透明で、安定して給与が得られる時代ではなくなりました。今現在一定の収入があったとしても、1年後、5年後には分かりません。会社さえ、存続しないかもしれません。こんな状況では男性のみの収入に頼っていくのは、難しいでしょう。
結婚生活は二人で支え合いながら成立させていくものですから、あなたも収入面で協力していくという姿勢が必要です。
何の苦労もせず、完成された結婚生活を最初から望んだりするのではなく、二人で理想の家庭に近づけるよう、努力していくという覚悟と姿勢が大切なのです。
最初は理想から大きく離れたものだったとしても、二人で共通の夢を持って、それに向かって一緒に成長していける事は、夫婦の幸せというものではないでしょうか?
少なくとも、現在50歳以上の方達はそういった事を良く理解して、努力されてきたのだと思います。ゼロから始めたご自身の苦労を知っているからこそ、子供に苦労はさせたくないと、大切に育てた結果、親離れ出来ないパラサイトシングルや、現在の生活レベルを落としたくないから結婚したくない等と、協力する気もなく、手前勝手な発言をする20代や30代の方達が増えてしまったようです。
今一度、あなたに彼に依存しすぎていた部分はないか、見つめ直して頂きたいと思います。
まとめ
結婚出来ない年収というのは基本的にはありません。
二人で身の丈にあった将来設計を考えていくようにしてみて下さい。
収入が少なくても、お相手には沢山素敵な所があると思います。
彼の長所に、あなたが結婚相手として重要視する部分が含まれているのなら、前向きに結婚を考えても良いのではないでしょうか?
全てがパーフェクトなお相手というのは存在しないでしょうし、
どこかに落とし所をつけていく必要があります。
お相手の性格に問題があった場合、ある程度の年齢になっていると、修正はなかなか難しいかもしれませんが、あなたの場合、彼との結婚の障害が「収入」であるのならば、お互いの努力次第で十分カバー出来る問題かと思います。
確かに「収入」は結婚に際して重要な問題かもしれませんが、それが全てではないはずです。
結婚するには、お互いの良い所を認め合って、どんな問題でもきちんと話し合える信頼関係が築けるかどうかが重要です。
お互い前向きな気持ちで話し合いが出来るよう、頑張ってみて下さいね。