デートの際に悩むことのひとつに挙げられるは、男女問わず“お会計”ではないでしょうか? このお会計問題ですが、付き合う前なのか、付き合っているときなのか、相手が年上か年下かなどでも変わると思います。
最近では働く女性も増えているので、全ての女性が奢ってもらうことを求めているわけではないようです。今回は割り勘に関する男女の本音などについてご紹介しますので、デートでの支払いについて悩んでいる方はぜひ参考にください!
デートで割り勘にしている人の割合は?
恋人とのデートでは、だいたいどちらがお金を多く払っていますか? 初デートやまだお付き合いが始まっていない場合と何度かデートを重ねていたり、付き合ってから時間がたってもう安定していたりするような場合とで違いもあるようですが、基本的にどのような割合になっているのでしょうか?
20代
20代のカップルには、基本的に割り勘という支払いは浸透しているようです。
そこで、支払う割合ですがどのくらいの割合になるのでしょうか?
20代前半だと学生を卒業し、社会人として働き出して間もないので収入が少ない人が多いため、折半やそれに近い割合、もしくは自分の分は自分で支払うというカップルが多く、後半になってくるにしたがって、2人の収入差によってデート代の負担率は男性が高くなりますが男性が全額負担ということはあまりありません。その際、男性の割合が6割~7割程度になっていくようです。
そのようなことから、これからお付き合いに発展しそうなカップルも付き合いの長いカップルも似たような比率で男性が少し多めに出すということになるようです。
30代
30代では基本的にデートの代金は男性持ちという場合は多くなりますが、30代でも前半の場合は割り勘については自然に受け入れられる傾向にあるようです。
ただ、割り勘とはいえ男性が多く支払うということは変わりありません。7割以上が、男性が多く支払い、食事は男性でお茶などは女性が持つこともある、端数の金額を女性が出すなんていうことも珍しくありません。
また、全て男性のおごりが続くとカップルの関係自体が危うくなっていくので、男性の支払いの負担が多い方が相手も嫌な気持ちにはならないと思うといった考えが多くなっていきます。
これからお付き合いに発展しそうだなという場合のデートの際は、女性は支払う意思をきちんと見せたり、御礼を伝えたりして相手の男性に気遣いをすることが大切です。
40代
20代・30代と違って、この割り勘問題に敏感な世代ともいえるのが40代。
特に今の40代の女性の中には、若いころにバブル世代の男性と付き合った経験から、自分のお財布を出すようなデートを経験していないという人も多くいます。
そのため、その当時のノリのまま40代になってからのデートで、男性から割り勘を提案されると不満に思う事もあるでしょう。
しかし、男性側としては割り勘を提案することでの女性の反応をうかがっているという場合が多く、付き合いの長いカップルでない場合は女性も男性に頼るだけでなく、状況を把握しておくことが重要です。
因みに基本的な40代のデート代については8割以上男性が出すというパターンが多くなります。
<男女別>割り勘OK派の意見は?
では、割り勘OK派の考えにはどのようなものがあるのでしょうか?
年代別はもちろん、男性と女性でも意見はだいぶ異なります。他の人は、お金はどのようにしてデートしているのか、ご自身のデートの際にはぜひ参考にしてください。
男性の意見
「基本的にデート代は自分のことは自分ですればいいと思うけど、食事は男性が多く出せばいいんじゃないかなって思う」(20代)
「自分だけじゃなく、相手も働いているのに男性側が奢らないといけない理由がよくわからない」(20代)
「お互いにイーブンな関係で貸し借りなしだと思うから割り勘賛成」(20代)
「はじめのデートは男性が出したほうがいいと思うけど、付き合ってる中で今日は自分がといって女性も支払ってくれたら嬉しい」(30代)
「給料日前のデートを「割り勘にしよう」って女性から気を遣っていってくれると正直ありがたいです」(30代)
「そもそもお互いの同意があってデートするのだから、男性が奢るのはおかしいと思う」(30代)
「年下の彼女であれば自分が奢る。でも、バリキャリな女性なら自分でも出してほしい」(40代)
「初めてのデートなのに奢られて当然という態度の女性も実際にいるが、残念だなって思います」(40代)
「男性が全員お金持ちとは限らないと思う。それに基本はお互いさまなので男性が多く払う理由もないんじゃないかな」(40代)
女性の意見
「1円単位で割り勘での会計は正直ない。でもある程度割り勘にしておかないと申し訳ないなって気持ちになってしまい、その後、気軽にデートに誘えなくなるから」(20代)
「長く付き合うなら、男性の奢りっていう一方的な負担はつらい」(20代)
「自分も働いているので、割り勘でいいと思う。支払いのときは別々に支払えばいいと思う」(20代)
「奢ってもらって当然というのは、たぶんバブル世代の考えだと思う。割り勘で全然問題ないと思う」(30代)
「基本的に男性を立てたいから、会計の後にそっと渡したり、食事代は男性でお茶代をこちらが支払ったり工夫している」(30代)
「全部男性に頼っているのがとにかく嫌。借りを作りたくない」(30代)
「奢ることで相手の負担になるなら、自分も出したいと思う」(40代)
「男性に大切にされたいとは思うけど、それは精神面であって、お金の面では対等でいいと思う」(40代)
「男性の負担額のほうがどうしても多くなると思うので、なるべくお茶代などそういった部分は私のほうで負担したい。そうじゃないと長続きしなさそう」(40代)
<男女別>割り勘NG派の意見は?
これまで割り勘OK派のご意見をチェックしてきましたが、逆に割り勘NG派の方の意見にはどのようなものがあるでしょうか?
納得な意見も辛辣な意見もありますが、デートのお金事情でお悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね!
男性の意見
「年下の彼女なら奢って当然かなって思う」(20代)
「毎回のデートで奢るのはキツイけどなるべく奢りたい」(20代)
「いつも割り勘っていうのも申し訳ないから」(20代)
「自分のほうが、稼ぎがあるなら女性に奢るのは当たり前だと思う」(30代)
「奢ってもらって当たり前っていう態度の女性は嫌だけど、ご馳走さまでしたって笑顔で言われると奢ってよかったなって思う」(30代)
「難しい問題だけど、自分がいつも多めに出してる」(30代)
「お金のことであんまり細かいことを言いたくないのが本音」(40代)
「付き合いが浅ければこちらが奢る」(40代)
「今の20代とかは割り勘ってきいたとき、正直羨ましかったけど年代的に自分が奢る」(40代)
女性の意見
「割り勘でもいいとは思うけど、男性が多めに出すなどはあっていいと思う」(20代)
「年上の彼なら奢ってよって思う」(20代)
「デートのためにメイク道具とか洋服とか買うものあるから、毎回割り勘はキツイ」(20代)
「細かい部分まで割り勘にされると正直、ケチなんじゃないかと思う」(30代)
「初デートで自分から誘ってきたのに割り勘って提案されたとき、次回はないって思った」(30代)
「全額出してほしいわけじゃないけど、割り勘の空気を思い切り出されると引く」(30代)
「割り勘がいけないわけじゃなく、割り勘が当たり前というのを出されるのが嫌」(40代)
「自分にそこまで価値があるとは思わないけど、婚活で知り合った場合、初デートは奢るよという気持ちを見せてほしい」(40代)
「年下の男性ならまだしも同じような年代であれば、お金ない人なの?って思ってしまうので、さすがに奢ってもらいたい」(40代)
婚活デートでの割り勘はあり?
さて、ここまでデートで割り勘はありなのかなしなのかというのをさまざまな角度でみてきました。お付き合いしているかどうか、お付き合いをしている場合、関係性は長いのかどうかというようにそれぞれ異なることが分かりました。
では、婚活をしている状態で、デートをすることになった場合はどのようにするのがベストなのでしょうか?
もちろんお付き合いをするかどうかもまだわからない状態ですから、一般的なデートの際の割り勘事情とは異なる部分もあります。ここでは婚活時のデートのお金問題についてみていきましょう。
まず、婚活時で特に初デートの場合、女性は男性の男気のようなところを見ていますので、
男性が奢るようにするのがスマート。
実は、女性はだだでお茶したいとか、ただでご飯を食べたいとは思っていません(中にはちょっと変わった人もいるようですが)。
初デートのとき、特に婚活の場で知り合った男性に自分はどう思われているのか、ということもみています。
逆に男性もその女性がどんな方なのかを見極めていると思います。
そのようなことから、婚活で知り合った方とデートをする際、女性は奢ってもらえるかどうか、男性は奢った際の女性の反応をみたほうがよいのです。
もちろん2回目以降に同じ方とデートするのであれば、その際のデート代についてはお互いに無理のない範囲で出せばよいと思います。
初デート際は男性は全額負担をして女性の金銭感覚や御礼が言えるかなどをチェックし、女性は男性の男気と自分はどの程度の女性かを見極める判断基準になります。
ただし、デート代を割り勘にするかどうかは、これまでの経験によっても異なります。デート慣れをしておらず、どのようにすればよいか分からない、割り勘派の女性とお付き合いをしていた、あえて割り勘にして女性の反応を確認しているというケースも考えられます。ですから、「初デートで割り勘はNG!」とするのではなく、それ以外に惹かれる部分を考慮して次回に繋げるようにしてください。
婚活デートでの支払いにおけるマナー
婚活をしていて異性とデートすることになった場合、デートの料金はどのようにすればよいのでしょう。通常であれば男女平等という話になりますが、婚活でのデートの場合、男性側が支払うのがスマートです。
ただし、女性も奢られて当然という考えを持つのはNGです。
①相手が割り勘を希望しても態度にださない
婚活の場面でなかなか難しい割り勘問題ですが、スマートに支払いを済ませたいですよね。婚活している中でのデートで、会計で揉めたり、モヤモヤした気持ちになったりするのとてももったいないことです。
まず、婚活時のデートの男女の気持ちの違いをご紹介します。
男性は基本的にはまだ付き合ってもいない相手にお金を出すことをしぶる傾向にあります。一方、女性は自分に奢ってくれないのは女性として価値がないと思っているのではないか?ということです。
ということもありますので、婚活中にいいなとお互いに感じてデートをするなら、基本的には男性が支払ったほうがよいのですが、絶対ということはありません。
ですから、どちらかが割り勘を希望した際は、相手を不快にするような態度を取らず、男性8割女性2割くらいまでを目安にしてみましょう。
②奢ってもらったら感謝を伝える
婚活の場では男性がデート代を奢ることは基本的に当たり前であるということをご紹介しましたが、奢られる側もそれが当然という認識はNGです。
しかもただ奢ってもらってそのままでいるのは、他のライバル女性を出し抜いて素敵な男性との結婚を手にすることもできません。
奢る側の男性はもちろん、奢ってやっているという態度を出してはいけませんが、奢ってもらう女性はきちんと感謝の気持ちを伝えるようにしてください。
まずは自分にも支払う意思があることを伝えましょう。そして、実際に奢られる際テーブルチェックのお店であれば、その場で感謝の気持ちを伝えるようにすればOKですが、レジで会計するような場合は、男性の一歩後ろに下がり、お店を出たらもう1度男性に「ご馳走さまでした、とっても美味しかったです」など笑顔で伝えるようにしてください。
③毎回奢ってくれる場合は特別な配慮を
婚活中に何度かデートをするようになった場合で、毎回男性が奢ってくれるということは決して珍しいことではありません。
とはいえ、毎回奢ってもらうのもなんだか申し訳ないという気持ちにもなります。
次回は私がご馳走しますねというのでは、相手の男性がハイステイタスであればあるほど断られる可能性もあります。御礼を伝えたとしても他の婚活ライバルを蹴落とすことは難しいです。
そんな時は、笑顔と気遣い、感謝の気持ちを忘れず、謙虚な気持ちでいることが重要です。また、それ以外でおすすめなのがプチギフトをお渡しするというもの。ギフトと言っても値段が高いものである必要はありません。
例えばミントタブレット。コンビニなどで購入できるような一般的なものではなく、デパートなどで購入できるようなこじゃれたものを用意してみましょう。
形に残るものではなく、なくなってしまうようなものでもよいかもしれません。
まとめ
デートでの支払い問題はなかなか難しいもの。どちらが必ず奢らなければいけない、必ず割り勘でなければいけないなんていうものはないのですから。
長いお付き合いであってもお金のことを口に出すのもなんだか遠慮してしまうことなので、お付き合いしたて、もしくはこれらお付き合いに発展する可能性がある場合、どう切り出すのか迷うこともあるでしょう。
その時は、自然に2人の意見を尊重しつつ結締するようにしてください。
男性側も出してほしいときはお店に入る前に軽く伝える、女性は奢ってもらったらきちんと御礼を伝える。そんな基本的なことで2人の関係性はグッとよくなりますよ。