100%希望に叶う結婚相手は存在しません。
お相手とよく話し合い、不安の本質を見極めるようにしましょう。
婚活パーティーで知り合った男性とお付き合いを続けて、結婚の話が出ているけれども、迷いがあるとの事。
どんなシチュエーションで出会ったにしろ、結婚する時にはこの人で大丈夫?と誰しも不安に思うものです。
いわゆる『マリッジブルー』というもの。
あなたはその理由が「タイプでない人」だからと思っているわけですね。
マリッジブルーとは、結婚が決まって幸せなはずなのに、「この人と結婚していいのかな?」と不安な心理状態に陥る事を言い、あるアンケートの結果では、20台~40代の男女100人のうち7割近くの方が経験したと回答しているそうです。
結婚とは人生の大きな節目であり、決断ですので、夢が現実になったとたん、慎重になってしまったり、ネガティブな考えになってしまったりするようです。
POINT.1変化する事、始めて経験する事には恐れを抱いてしまうものです。
お付き合いを経て、結婚を決断するに至る…。いままでのお付き合いの結果が「結婚」という形で実を結び、幸せの絶頂と言ってもいいはずです。
それなのに、結婚が近づくにつれて憂鬱な気分になったり、それで相手との関係が悪くなったりする事があります。この『マリッジブルー』と呼ばれる症状はなせ起きてしまうのでしょうか?
まず挙げられるのが『変化に対する恐れ』です。初婚の方は当たり前なのですが、結婚を経験した事がありません。こういった経験のない事、知らない事に対しては『恐れの感情』がついてきてしまいます。
『恐れの感情』を乗り越えるには、結婚に対してあなたが抱いていた、夢や目標を思い出してみると良いでしょう。そういった目標を再確認し、それを達成出来た幸せなイメージをする事によって、恐れを乗り越えてチャレンジしていこうという気持ちや勇気が湧いてくるでしょう。
次に、憧れだった結婚が現実になったとたんに、結婚に対するネガティブな面ばかりを考えるようになっている事です。「結婚とは人生の墓場だ」といった言葉に代表するように、「結婚とは○○だ」「結婚したら○○出来ない」といったようなマイナスのイメージばかりを持ってしまうと、頭では幸せになりたい!と思っていても、どこか憂鬱な気持ちがぬぐえなくなってしまいます。
お相手に対して、タイプでないとの事ですが、タイプでない彼とそもそもお付き合いを続けてこられた理由は何でしょうか?タイプではないけれども、他に沢山良い所があるから、お付き合いを続けられていたのではないですか?そもそも、全く合わない相手であるならば、結婚の話になるまでお付き合いを続けられないはずですし、一緒にはいられないはずです。
あなたは結婚する際には、100%相手の事が好きになれていて、その末に結婚したいと考えておられたのかもしれませんが、100%希望が叶うお相手など存在しないのです。そもそも、あなたが思っている『タイプの人』は結婚相手としては向いていないかもしれません。結婚まで信頼関係を結ぶ事が出来た人が真にあなたに合う人なのです。
お相手を結婚相手として見た時、60%位あなたの望みに叶っているようでしたら、理想の結婚相手だと言えるのではないでしょうか。
POINT.2マリッジブルー解消のためのチェックポイント
マリッジブルー解消法には以下の事をチェックしてみて下さい。
1.「幸せ」は与えられるものだと考えていませんか?
幸せを、「相手から与えてもらう」もしくは「自分だけが与えている」と考えると、まず上手くいきません。結婚は、二人で新しい幸せを作っていくものです。
相手に期待しすぎず、自分だけが気負いすぎず、その人とゼロから一緒に幸せを作っていけると考えられますか?
2.価値観や行動の判断基準が違っても一緒に生きられますか?
お互いの価値観や行動の判断基準の違いは、お付き合い段階で感じていると思いますが、結婚後はさらに際立って感じるものです。自分の価値観と違うからといって、お相手を批判する事なく、違いを感じてもお互いの意見を尊重し、「それでも、一緒にいたい」と思える相手なら上手くいくでしょう。
3.お相手への思いやりを大切にしていますか?
幸せは、お互いを思いやる気持ちから生まれるものです。お相手が落ち込んでいる時、否定するのではなく、支えになるような励ましの言葉をかける、お互いが喜べるポイントを知っていて、常にお相手の気持ちを察する事が出来るか等、お相手の幸せを自分の幸せと受け止められるかが大切なポイントとなります。
4.家庭を持つという意味を理解していますか?
結婚後は独身時代に比べると様々な制約がつきものです。それは、家庭を持つという責任からくるものなのですが、その意味をよく理解している事が必要です。
家庭を持つという事は、責任も大きく負担に感じてしまうかもしれませんが、喜びもまた大きいはずです。守るべきものがあるというだけで、どんな辛い事にも耐えられる、一人では乗り越えられなかった障害を、二人なら乗り越えられる、そういった幸せはあなたが辛い時ほど、実感する事が出来るでしょう。
もしも、家庭を持つという責任を考えず、独身時代のような自由をどちらかが望んでいるとしたら、話し合いが必要かもしれません。
5.勢いで結婚しようとしていませんか?
『結婚は勢いとタイミング』等と良くいわれますが、よく考えたら失敗だったというのは、避けたいものです。自分が決めた人とは、最後まで添い遂げたいと思うのではないでしょうか。
その為には、お互いが一生のパートナーになれる相手かどうかを見極め、決断する時間 が必要になります。
「なんとなく」とか「結婚したらなんとかなる」といった安易な考えで結婚しようとしている場合には、もう一度冷静になって考えてみるようにしましょう。
まとめ
結婚に幸せの保障はありませんが、幸せな結婚が出来る可能性は沢山あります。
あなた自身が「幸せになろう!」と強く望む事が大切です。
マリッジブルーの経験者の方によると、マリッジブルーは病気に例えると、「風邪を引いて発熱」ぐらいの症状のようです。
つまり何か月も続くものではなく、「後から考えると何でもなかった」というのが大半の意見のようです。
結婚は女性にとっては、生まれ変わりに等しい大きな人生の決断です。
お相手に対して、結婚に対して色々な不安が出てくるのは当然です。
タイプでないという事よりも、彼のどんな所が好きでお付き合いしていたのか、これからも彼と一緒に生きていきたいと思えるのか、そういった気持ちの整理をしてみて下さい。
そうする事であなたが本当に不安に思っている事が見えてくるかと思います。
不安の本質が分かれば必要以上に恐れる事もないと思います。
彼との幸せな結婚に向けて、前向きな気持ちで頑張って下さいね。