結婚は、お相手とのお付き合いの中で自然に結論が出るものです。
恋愛しない選択をするなら、それに代わる良い人間関係を築く努力をしましょう。
現在は恋愛抜きにしても、仕事やプライベートが充実しているので、結婚に意識が向かないとの事。とはいえ、このまま興味もわかないまま、過ごしていていいのか…とお悩みなのですね。
結婚はしなくてはならないものか、と聞かれれば、必ずしなくてはならないものではありません。世の中には、結婚しなくても幸せを掴んでおられる方は沢山いらっしゃいます。
一昔前なら、女性は適年齢になれば結婚するのが常識のような時代でしたが、今は様々な価値観が認められているのです。
あなたが選択する人生に「~するべき」といった強制は誰にも出来ないのです。
結婚は、義務のようにするものでもありませんし、あなたが結婚しない選択をした所で、なにも後ろめたい気持ちを持つ事はありません。ただ、これでいいのかと少しでも疑問を持っているのならば、その事について考えてみるといいかもしれません。
POINT.1恋愛に限らず、他者との関わりなくして人は生きていけません。
あなたが自身の趣味や、仕事に生きがいを感じ、友人関係も充実している…といった理由で、恋愛に気が向かないという事ではなく、恋愛にまつわる人間関係や、怒ったり、悲しんだりして、感情に振り回されるのが面倒という事が理由ならば問題のように思います。
日本内閣府が昨年9月~10月に20・30歳代の男女一万人を対象に実施した結婚・家族観アンケート調査の結果では、20・30歳代の未婚男女の64%が「現在交際している異性はいない」と答えたそうです。また、恋愛をしない理由は「自分の趣味生活に集中したい」(56%)、「恋愛は面倒くさい」(55%)となっています。
結婚適年齢であっても、恋愛をしたくない、しない選択をする人は増加傾向にあるようです。
これは、ライフスタイルの選択肢が増えて、恋愛をしなくても、それに代わる満足感を得られるものが、面倒な人間関係なしに得られるようになった事に起因するようです。
恋愛に限らず、人は他者との関わりなくして、生きていけません。その人との関わり自体を「面倒」と片づけてしまっては、人としての成長は難しいように思います。
「恋愛」というケースで言えば、人を好きになるという事は、お互いに良い部分も、悪い部分もさらけ出していくわけですから、決して楽しい事ばかりではありません。相手の嫌な部分は、自分のコンプレックスに感じる部分とリンクするとも言われていますので、あえてそういった部分と直面したくない、という事もあるでしょう。
しかし、こういった人との関わりなしにしていては、人の喜びも悲しみも理解する事が難しくなってしまうのではないでしょうか。
誰かと言い合ったり、感情をぶつけ合ったりする事は、疲れる事ではありますが、そうする事で、お互いの理解を深め、こうしたら相手は喜んでくれるんだなとか、こういう事を言うと怒るのだなと、学んでいくわけです。上辺だけの人間関係では得られない事が沢山あるのです。
ただ、人それぞれ得意な事、不得意な事があるように、恋愛自体に向く人、向かない人もいらっしゃいます。異性と接する事や、恋愛する事自体に非常にストレスがあって、得られる事よりも、リスクが多いという方もいらっしゃるでしょう。そういう方は、比較的内にこもった性格の方が多いようですが、心に檻を作らずに、友人付き合いの中で、きちんと良い人間関係を作っていけるようにして頂けたら良いのではないかと思います。
POINT.2恋を休んでいる期間が多い程、次の恋をするのが難しくなります。
前述しましたように、「結婚する・しない」は個人の自由です。誰にも束縛されずに、自由でいられる等、結婚しない事で得られるメリットも沢山ありますし、その逆もしかりです。
ただ、「私は結婚しない!」と決めつける前に、今後どのように生きていきたいか、どんな生活であれば、自分自身が幸せだと思えるのか、といった事を考えてみると良いかもしれません。
ただ、女性の場合結婚するにはある程度の期限があります。もしこの先結婚したいなと考えが変わったとしても、年齢を重ねるごとに、選択出来るお相手の幅は縮まってしまうものです。
また、恋愛から長く遠ざかっていると、恋のアンテナが働かない状態になってしまうので、お相手の好意もキャッチ出来ず、ますます恋愛出来ない環境になってしまうようです。
ある程度、素敵な恋愛を経験しておかないと、いざ目の前に素敵な男性が現れても、肝心な所で勝負をかけられなかったり、他の女性に彼を取られてしまったりと、良い事はひとつもありません。
恋をしたからと言って、それが必ずしも成就するものではありませんが、それはお互いに縁がなかったという事で、彼が悪いわけでも、あなたに否があるわけでもないのです。
あなたの場合もしかすると、恋愛したら、「こまめに連絡しなければいけない」「恋人とのデートを優先しなければいけない」等と、恋愛するとはこういう事だといった固定概念を持っていたりしませんか。
どんな相手でも、育ってきた環境が違うのですから、最初は戸惑ったり、相手に合わせるのが面倒だと思うものです。しかし、人の数だけ付き合い方があるのですから、それぞれが話合いの中で折り合いをつけて、お互いに心地良い付き合いを見つけていっているのです。
恋愛は面倒!と頭から決めつけたりせずに、まずは飛び込んでみれば、意外と思っているより楽に出来るものかもしれませんよ?
ですから、結婚にしろ、恋愛にしろ、「~するべき」という考えはおいておき、自然体で日々の生活を楽しむようにされてはどうかと思います。
日々の生活を楽しむ上で、一緒にいたいなと思える方がいたのなら、その心に素直に従って行動して頂きたいと思います。
恋愛は面倒だからとか、結婚したくないからと言って、気持ちにブレーキをかけたり、お相手との関わりを絶ってしまったとしたら、非常に勿体ない事だと思います。
まとめ
「~するべき」といった固定概念から離れ、
ご自身の生活や幸せについて、客観的に見つめ直してみましょう。
もし少しでも、本当は恋愛したいという気持ちがあるのでしたら、恋愛力を高めるために、結婚した友人を訪ねてみるのも一つの手だと思います。「うらやましいな」とか「いいな、幸せそうだな」と感じられれば、やはり自分も恋愛したいという気持ちが自然に湧いてくるのではないでしょうか。
いずれにしても、毎日を漫然と過ごしていては恋愛は訪れません。常に自分や周囲、環境にまで何にでも、フレッシュな感受性を忘れず、積極的に取り組む姿勢が必要です。
恋愛する事で訪れるときめき感、幸福感等を味わうための喜怒哀楽のアンテナは常に磨いておく必要があります。恋愛のチャンスは人にゆだねても手に入るものではないのです。
恋をしない、結婚なんてしないと決めつける前に、自分の生活や幸せについて客観的に見つめ直してみましょう。その上の行動の結果、どちらの選択をされるかは、あなた次第なのではないでしょうか。