お相手に尽くす事はあなたの愛情の深さだとは受け止られません。
あなたがしたくない事を無理にしないようにしましょう。
お付き合しているお相手に、あれこれと世話を焼いてしまって、都合の良い女になってしまっているのではないかと、お悩みとの事。
女性の場合、お相手の気持ちを慮って、あれこれと先回りしてしまうタイプの方は多いようです。
お相手を気遣うという点においては良い事だと思いますが、そういった行為には大抵『見返り』を求めてしまうもの。
あなたがあれこれと気遣ってお相手に対して色んな世話を焼いているのに対し、お相手のリアクションが薄い、感謝の言葉がないために、フラストレーションを貯めてしまっている状態ではないでしょうか?
好きな人の為に何かをしてあげたい!と思うのは自然な感情ですが、どちらかが一方的に無理をしていると、こういった不満が出てきてしまうようです。
POINT.1お相手に尽くす事は愛情の深さと結びつきません。
いわゆる『都合のいい女』とは、好きな人が出来ると、自分の気持ちを押し殺して、無理をして相手に合わせてしまう女性の事。
例えお相手のわがままだと分かっていたとしても、否定したり、断る事で彼に嫌われたくなくて、お相手に気に入られたい一心で我慢をし、相手の要望を受け入れる事に喜びを感じてしまう状態の事を指すようです。
お相手を思ってのこの『尽くす』という行為ですが、結果的にお相手には逆効果になるという事をまず理解しておきましょう。
女性は尽くし・尽くされることで、愛情を表現したり・感じたりするのに対し、男性は尽くされる事に感謝はしても、それを愛情とは受け取らず、愛情で返す事もないのだそう。
ですから、あなたがどんなに尽くしたとしても、お相手にとってはあなたの愛情の深さだとは思わないのです。
むしろ、尽くしすぎる事によって、自分の言う事は何でも聞いてくれるあなたを、自分の召使いのように感じてしまったり、あれこれと干渉される事で、鬱陶しささえ感じてしまっているかもしれません。
あなたは尽くすことで愛情を表現しているのかもしれませんが、尽くされた方は、段々とそれが重荷に感じてしまうものなのです。
男性は何でもいう事を聞いてもらうような関係を望んでいませんし、立場的に下にいるような女性に魅力を感じません。
お互いに対等で、信頼し合える関係であれば、無理をしたり、我慢をしなくても、例え本音をぶつけたとしても、それだけで嫌われたりする事はないはずです。
それで相手が去ってしまうようなら、残念ながらそこまでのお相手だったという事です。
では、尽くしすぎない為にはどうすればいいかといいますと、何か行動する前に、その行為は本当に相手が望んでいる事なのか、自分の自己満足になっていないかを考えてみると良いでしょう。下手に出て、『尽くす』のではなく、あくまで、彼が本当に望む事に『協力する』というスタンスでいる事が重要なのです。
POINT.2追いかけるより、追いかけられる女性になりましょう。
まず、お相手と対等な関係を作るには、あなたが我慢しすぎない事が大切です。
あなたの意思を尊重して、やりたくないなと思った事はやらない事。
あなたが仕事で遅く帰ってきているのに、彼の為に無理をして夕食を作ってあげる、彼が掃除しないからといって、あなたが掃除してあげる等、先走って自分の許容範囲を超えてまで何かしようとしない事です。
彼が本当に困っていて、アドバイスが欲しい、助けて欲しいと言ってきた時に、喜んで協力するようにすれば良いのです。
その際には、あなたから直接的なアドバイスや解決法を言ったりしないようにしてみて下さい。男性は他人の意見だけではなかなか動けないものです。あくまでも、彼自身で答えが導けるような聞き方をすると良いでしょう。彼自身が出した答えで問題解決出来れば、自信につながり、サポートしてくれたあなたへの愛情も深まるのではないでしょうか。
もし、お相手に何かしたいなと思うのでしたら、代わりにお相手にも何かお願いしてみましょう。例えば月に1回美味しいディナーをおごってもらうようにする、誕生日に欲しいものを買ってもらう等、あらかじめ二人で決め事を作っておいて、定期的にあなたのフラストレーションが発散出来るポイントを作っておくと良いでしょう。
もちろん、お相手にはあなたが尽くした分のご褒美だと、伝える必要は全くありません。
次に、あなたはそのままでお相手に愛される資格があると、自分に自信を持つ事です。
自分に自信が持てると、自分自身や自分の考えを大切にしようという気持ちになります。
お相手に何かする事で気持ちを留めようとするのではなく、どうしたらお相手が自分に夢中になってくれるかを考えてみましょう。
その為には、自分磨きをしたりして、彼といる時間以外を充実させる必要があるでしょう。自ら行動し、精神的にも自立出来た時、彼と対等な関係でいられるようになるのではないでしょうか。
いつか嫌われるんじゃないか、と相手の顔色をうかがってばかりいる女性より、自立していて、どんな時でも傍らにいて嬉しそうに、幸せそうにしている女性はいつまでも愛されます。男性にとって“価値ある女性”とは、“自分が必要とされていると実感している”女性なのではないでしょうか。
まとめ
お相手はあなたが尽くしてくれる女性だから好きになるのではありません。
あなた自身の魅力で、お相手が離れがたいと思える女性を目指しましょう。
お付き合いを長く続けていくには、お互いの気持ちのバランスが大切になってきます。例えば相手の気持ちが強すぎて、プライベートへの干渉が度を過ぎたり、行動を束縛したりすると、重荷に感じてしまいますし、かといって関わりが少ないと、寂しさからお相手へ不満をつのらせ、どちらにせよ気持ちが冷めるのを早めてしまいます。
お互いの気持ちのバランスを推し測るには、どちらかが無理をしていてはいつまでもバランスを取る事が出来ません。時にはホンネでぶつかり合って、喧嘩したりする内に、段々とお互いの心地良い距離感が分かってくるものなのです。
自分の気持ちを押し殺して衝突をさけている事は実は逆効果で、お相手の気持ちをどんどん遠ざけて行ってしまっているのです。
男性でも女性でも、自分の言う事を何でも聞いてくれるから、尽くしてくれるから好きになるのではなく、あくまでもあなた自身の人柄や、生き方に魅かれて好きになるものなのです。
聞き分けの良い女性を目指す前に、まずは一人の女性として自分の行動や意見に自信を持ち、胸を張ってお相手と対等な関係を築いていって頂きたいと思います。