会話が盛り上がる映画ネタの第二弾。今回は、実話を元にした映画の中から『爽やかな感動を呼ぶ作品』を厳選してご紹介します。
「こんなストーリーが本当にあったのか」と思いながら観ることで、感動もひとしおではないでしょうか。
どの作品も素晴らしいものばかりですから、異性との会話が盛り上がるのはもちろん、意中の人との距離も自然と縮まるはずですよ。
幸せへのキセキ 2011年・アメリカ
【監督】 | キャメロン・クロウ |
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【主要キャスト】 | マット・デイモン⇒ベンジャミン・ミー スカーレット・ヨハンソン⇒ケリー・フォスター トーマス・ヘイデン・チャーチ⇒ダンカン・ミー エル・ファニング⇒リリー・ミシュカ |
あらすじ
マッド・デイモン主演のヒューマンドラマ。妻を亡くし仕事も辞めた主人公・ベンジャミンが、二人の子供と共に再生していく物語です。
心機一転、再出発のきっかけとなるのが、閉園した動物園付きの家を購入することでした。
動物園で働くスタッフや多くの動物と関わり経営をしていく中で、次々と問題が発生します。
動物園の再建とともに、ばらばらになった家族の心が一つになり再生していく…。見終わった後には、きっと心が温かくなるでしょう。
見どころ
原題は、「We bought a zoo」、まさに「動物園を買う」ストーリーです。
この作品の見どころは、それぞれの登場人物の細やかな心理描写につきるでしょう。
特に、エル・ファニングをはじめ二人の子役の素晴らしい演技に注目!
最強のふたり 2011年・フランス
【監督】 | エリック・トレダノオリヴィエ・ナカシュ |
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【主要キャスト】 | フランソワ・クリュゼ⇒フィリップ オマール・シー⇒ドリス |
あらすじ
不慮の事故で全身麻痺になった大富豪のフィリップと、彼の世話をする黒人の介護士・ドリスの物語です。
車椅子での生活を余儀なくされたフィリップが、新たな介護士を募集していたところ面接に来たのはスラム出身の黒人青年。
失業手当を得るための不採用通知が目的で面接に来たドリスを、フリップがなぜか気に入り採用することに…。
歴代の介護者をてこずらせてきた気難しやのフィリップが、しだいにドリスに心を開き二人の間に爽やかな友情が芽生えていきます。
見どころ
一般的には、「ハンディキャップ」という重くなりがちなテーマを、笑いを交えながら爽やかかつ軽快に描いた傑作です。
スラム出身の黒人介護士を演じている「オマール・シー」は、現役のコメディアンとしても活躍しているのだとか。
そのため、「介護士」と「介護される側」とは思えない、ユーモラスな掛け合いが絶妙です。
またフランス映画史上、歴史に残る大ヒットとなるとともに、世界中でも感動の渦を巻き起こしました。
しあわせの隠れ場所 2009年・アメリカ
【監督】 | ジョン・リー・ハンコック |
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【主要キャスト】 | サンドラ・ブロック⇒リー・アン・テューイ クィントン・アーロン⇒マイケル・オアー ティム・マッグロウ⇒ショーン・テューイ キャシー・ベイツ⇒スー夫人 |
あらすじ
ホームレス同然だった黒人少年が、裕福な家族との出会いによってプロのアメフト選手になった実話。
サンドラ・ブロック演じるリー・アンが、ある晩雨に濡れながら歩いている少年に声をかけ、自宅に連れて帰ることから物語が始まります。
彼の境遇を聞き、家族として育てることを決意するリー・アン。また彼女が、アメリカン・フットボールを始めたマイケルに適正を見いだしたことから、才能が一気に開花していきます。
見どころ
ありがちな「アメリカンドリーム」ものではありますが、それをここまで素晴らしい作品に導いたのは、サンドラ・ブロックの演技に尽きるでしょう。
どんなに不遇でも、人との出会いや自身の強い意志によって人生は変えられる…そんなことを教え勇気を与えてくれる作品です。
おにいちゃんのハナビ 2010年・日本
【監督】 | 国本雅広 |
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【主要キャスト】 | 高良健吾⇒須藤太郎 谷村美月⇒須藤華 宮崎美子⇒須藤登茂子 大杉漣⇒須藤邦昌 |
あらすじ
ひきこもりの兄と、余命宣告を受けながらも白血病と闘う妹のヒューマンドラマ。病気療養のために、新潟県の小さな町に引っ越してきた家族を中心に、妹から生きる勇気をもらった兄が再生していく姿を描いた作品です。
一年に一度開催される「片貝花火まつり」では、世界一を誇る四尺玉の花火が打ち上げられます。そこに深い思いを託す妹のために、必死に奔走する兄。
ただ悲しいだけの物語に留まらず、見終わったあとに爽やかな感動と、生きる勇気をもらえることでしょう。
見どころ
テレビのドキュメンタリー番組を目にした監督が、「ぜひ映画にしたい」と切望して映画化された本作。
「片貝まつり」は町の人々が子供の誕生や成人、還暦などの節目を祝い、神社に奉納する形で毎年花火が打ち上げられます。
実際に夜空に大輪の花火が打ち上げられるシーンは必見。また、白血病と闘う役柄を演じた谷村美月が、頭を丸刈りにして撮影に臨んだこともあり、まるでドキュメンタリーを見ているような意気込みが伝わってきます。