政治・経済・社会
この春、ついに「民泊」解禁
宿泊料を受け、自宅やマンションの空室などを提供する「民泊」は、旅館業法に基づいた営業許可が必要。しかし、旅館業法に基づいた営業許可を取得する居室要件のハードルが高く、自宅などが宿泊施設として認定されにくいのが現状です。そこで、厚生労働省は25日、小さなマンション等でも旅館業法に基づいた営業許可の取得を促すため、政令で宿泊客一人当たりの最低面積を定める方針を決定しました。この4月に政令を改正し施行する見通しです。面積要件の基準の緩和は、小規模施設の「民泊」解禁に繋がり、2020年東京五輪に向け危惧されている訪日客の宿泊施設不足問題を解決へと導く第一歩となることでしょう。
賞金は10年分相当。マクドナルド、新バーガー名を公募
日本マクドナルドは、2月2日から仮称で売り出される新バーガーの名前を公募することを発表しました。ネーミング募集の対象となるバーガーは、「北海道産ほくほくポテトとチェダーチーズに焦がし醤油風味の特性オニオンソースが効いたジューシービーフバーガー」という長い仮称で、税込390円。ほくほくの北海道産じゃがいものフィリングとスライスベーコン、100%ビーフパティのボリューミーなハンバーガーです。ネーミングの募集期間は、2月2日~5日。採用されると、新バーガー10年分にあたる約140万円の賞金が贈られるのだとか。
日本マクドナルドホールディングスは25日、株式の一部売却を検討していると表明したばかり。業績の立て直しに励む日本マクドナルドは、同社初の試みで客足の回復を期待したいところです。新バーガーのネーミングの行方と今後のマクドナルドの動向から目が離せません。
日本の3大学、小規模大学の世界ランクトップ20入り
イギリスの教育専門誌、タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)は、学生数が5千人未満の小規模大学を対象とした世界ランキングを発表しました。このランキングは、1人の教員スタッフに対する学生数や論文の引用頻度など13の指標で評価しており、今年はカリフォルニア工科大学(アメリカ)が1位に輝きました。日本からは東京医科歯科大(12位)、横浜市大(16位)、東京海洋大(20位)の3校がトップ20位にランクインし、世界クラスの授業や研究が可能だと称されました。
スポーツニュース
箱根駅伝2016、総合優勝は青学
1月2日~3日の連日行われた第92回箱根駅伝。全区間を首位で走り切った青山学院大学が、圧倒的な強さを見せつけて総合優勝を果たしました。今回、青山学院大学は昨年に引き続き、二度目の総合優勝となりました。全区間、首位をキープして優勝するのは、1977年に行われた第53回大会の日本体育大学以来。実に39年ぶりの快挙です。2位に東洋大学、3位に駒澤大学がランクインしました。
錦織選手、全豪オープン8強入り
テニスの四大国際大会のひとつ、全豪オープン(オーストラリア)。大会7日目となる、24日、男子シングルスの4回戦が行われ、錦織圭選手は2年連続、自身3度目となるベスト8進出を果たしました。4回戦のお相手は、昨年の全仏オープンの準々決勝で、フルセットで敗れてしまったJW・ツォンガ(フランス)選手。錦織選手は、宿敵ツォンガ選手と7度目の対戦となった今回、6-4、6-2、6-4で、見事リベンジマッチを完勝で飾りました。
続く準々決勝では、世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)選手を前にまさかのストレート負け。日本人男子84年ぶりの4強入りを逃しました。悔しさをバネに、錦織選手が今後さらなるご活躍をされることを期待しています。
エンタメニュース
第154回『芥川賞・直木賞』受賞作品を発表
19日に築地(東京)の「新喜楽」で開催された選考会で、『芥川賞・直木賞』の受賞作が決定しました。芥川龍之介賞には、本谷有希子(もとや・ゆきこ)氏の「異類婚姻譚(いるいこんいんたん)」と、滝口悠生(たきぐち・ゆうしょう)氏の「死んでいない者」の二作が、直木三十五賞には青山文平(あおやま・ぶんぺい)氏の「つまをめとらば」が選出されました。
今回4度目のノミネートで受賞となった本谷有希子氏の「異類婚姻譚」は主人公の専業主婦を通して「夫婦関係」を巧みに描いた作品。第一子を妊娠中に書きあげた作品なのだとか。「死んでいない者」は、多くの子や孫に恵まれた故人の通夜に集まった人達をグランドホテル方式で描いた小説。滝口悠生氏は2度目のノミネートで、芥川賞を掴みました。歴代2番目の高齢受賞となる、青山文平氏の「つまをめとらば」は男性の視点から江戸時代の女性たちの姿を描写した物語。繊細な男心と女性のしたたかさを表現した6編の短編集です。
「宇宙に一つだけ」の花開く、国際宇宙ステーション
米国人宇宙飛行士、スコット・ケリー氏が16日、ツイッターで「SpaceFlower out in the sun for the first time!」と、初めて宇宙育ちの花が咲いたことを報告しました。今回開花したオレンジ色の花は昨年11月より国際宇宙ステーション(ISS)で育てていた百日草です。
NASA(米航空宇宙局)は、LED(発行ダイオード)を利用した植物の栽培実験をしており、昨年8月には日本人宇宙飛行士の油井亀美也氏らが、国際宇宙ステーションで栽培されたレタスの試食をされていたのだとか。レタスより育てるのが難しい百日草の栽培は2018年に導入予定のトマト栽培に役立つとされています。
プロポーズは「KSK」。北川景子&DAIGO結婚
2016年の幕開けに明るいニュースで世間を賑わせたのは、女優の北川景子さん(29)と、元内閣総理大臣の竹下登の孫で知られる歌手でタレントのDAIGOさん(37)。かねてから結婚がささやかれていたビッグカップルが、ついに11日入籍されました。好印象で話題になったお二人がそろった結婚会見では、DAIGOさんがおなじみのDAI語(彼独自の省略語)でプロポーズをしていたこと明かしました。ちなみにプロポーズの言葉はアルファベットで「KSK」(結婚して下さいの意)だったのだとか。