政治・経済・社会
一人1000円!出国税スタート
1月7日に新たに導入された「国際観光旅客勢」通称「出国税」。飛行機や船舶で日本を出国する人から、国籍を問わず一人1000円を徴収することになります。海外に向かう際のチケット代金に上乗せする形で徴収され、2歳未満の乳幼児や入国後24時間以内に出国する、乗り継ぎのための入国だった場合は対象外。来年度に見込まれる税収は約500億円といわれ、その使い道は空港での出入国審査をスピードアップする顔認証システムの導入や、観光地での多言語案内板の設置など、外国人が快適に旅行できる環境の整備を進める予定で、外国人旅行者を増やす施策に使うと政府は発表しています。
きちんと観光客の希望やニーズに応える施策をし、税金の無駄遣いにならないようにしてもらいたいものです。
IoT無差別侵入テストに賛否
総務省が2月から、国民が「デフォルトパスワードを変更しないで」使用しているwebカメラや電気ポットなどあらゆるIoT家電・機器を対象に、パスワードリスト型攻撃・クレデンシャルスタッフィング攻撃を実施することを発表しました。ランダムに選択された約2億台のIoT機器に政府の担当者が侵入し、攻撃して盗みだしたID・パスワードが使いまわされていないかを確認し、簡単に侵入を許した所有者にサイバーセキュリティ対策を強化するように注意を促すことになっています。日本政府は1月25日金曜日にこの実施計画を承認。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、悪用される恐れのあるIoT機器を削減することを目的としています。
スポーツニュース
東海大学が初の総合優勝!箱根駅伝
毎年恒例の箱根駅伝。今年の第95回東京箱根間往復大学駅伝最終日は3日、23チームが出場して神奈川・箱根町から東京・大手町までの5区間、109.6キロで行われ、東海大が初の総合優勝を果たしました。往路トップの東洋大と1分14秒差の2位で復路をスタートした東海大。6区、7区で差をつめ、8区で22年ぶりに区間記録を更新する快走で東洋大に逆転しました。総合4連覇の王者青学大は往路6位と出遅れ、総合5連覇を逃し、「進化を止めたら退化になる。常にチャレンジ精神を持ちたい」と雪辱を誓っています。
女子レスリング吉田沙保里選手が現役引退
五輪3連覇を果たし、国民栄誉賞も受賞、「霊長類最強女子」とたたえられた吉田沙保里さんが現役引退を「33年間の選手生活に区切りをつけることを決断いたしました」と自身のツイッターで発表しました。世界選手権は初優勝した02年から13連覇し、16大会連続「世界一」を達成。引退会見では「自分自身と向き合ったとき、レスリングは全てやり尽くしたという思いが強く、引退することにした」と笑顔も見られるスッキリとした表情で語りました。「女性としての幸せもつかみたい」という吉田沙保里さん。今後の活躍が期待されます。
エンタメニュース
ZOZO前澤社長「100万円プレゼント企画」が大反響
株式会社「ZOZO」代表取締役社長の前澤友作さんが総額1億円の現金をお年玉として、100名に100万円を現金でプレゼントするというツイート。ZOZOTOWNの新春セールが史上最速で取扱高100億円を突破したことを記念してのものでした。前澤社長のツイッターアカウントをフォローしたうえで、100万円プレゼント企画のツイートをRT(リツイート)することで応募が完了。そのRT数はあっという間に従来の世界記録(355万RT)を突破。ピークで約614万人までフォロワー数を伸ばした前澤社長。現在は88万人と減退しましたが、「総額1億円」企画後は、心臓移植が必要な男児への支援を呼びかけるなどツイッターを活用しています。
発表!第160回芥川賞・直木賞
1月16日、第160回芥川賞と直木賞の受賞作が発表されました。芥川賞は上田岳弘さんの『ニムロッド』、町屋良平さんの『1R1分34秒』が受賞。直木賞は、真藤順丈さんの『宝島』が受賞しました。ネットでは芥川賞にノミネートされた「平成くん、さようなら」が作者の社会学者・古市憲寿さんのキャラクターも相まって受賞前はざわつき、残念な結果が出た後も盛り上がりをみせていました。どの作品もあおり文やあらすじを読むだけで興味を惹かれるものばかりです。普段読書はしないという方も受賞作品を手に取ってみてはいかがでしょうか。