昭和の時代、女性の結婚観を表現する言葉に「いつか白馬に乗った王子様が迎えに来る」というものがありました。
令和に入った今、そんな浮かれたおとぎ話にうつつを抜かしていると、「夢見るお局」と化す可能性大です。
白馬に乗った王子様は絶滅危惧種
現代では、白馬に乗った王子様は絶滅危惧種です。国際自然保護連合のレッドリストに載っていると思ってください。ですから基本的に私たち一般人がお目にかかれることはありません。
もし存在したとしても、あなたを迎えに来る可能性は極めて少ないです。
また、もう一つ忘れてはならない大切なことがあります。それはディズニー映画に描かれているように、王子様が迎えに行くのは、若くてルックスもメンタルも美しいお姫様だけなんです。
もしあなたが若くてルックスもメンタルも美しいお姫様だったら、とっくに結婚できているはずです。
こうして婚活しているのは、一言では言い表せないさまざまな理由があるからではないでしょうか?
王子様に見初められ、結婚=ゴールという浮世話
昔のディズニー映画が現代の恋愛事情にしっくりこない理由はたくさんあります。その1つに、まるで結婚=ゴールのような描き方をしている点が挙げられます。
物語の最後に2人はめでたく結婚してハッピーエンド、これが大きな誤解を招く原因の1つです。
結婚はゴールではなくスタートです。これは先人たちが散々説いてきたことではないでしょうか。
もう1つ、しっくりこないのは「私を幸せにしてくれる王子様・・・」のように、幸せの形が他力本願な点。自分は何もしなくても、お相手の男性が私を幸せにしてくれる、そういう男性が存在する、と思ったら大間違いです。
幸せな夫婦生活は、夫婦二人で構築するものです。これも先人たちが散々説いてきたことです。
お姫様に近づこうと、自己満足な自分磨きをしていませんか?
若くて美しく愛嬌のある女性に負けないように、エステやジムに通ったりヨガを習ったり、頻繁に美容院やネイルサロンに通ったりと、自己満足な自分磨きをしていませんか?。
キレイでいたいという気持ちはとても大切。しかし、これらの自分磨きは、結婚を望む男性が望んでいることとは少しずれています。
男性がパートナーに望んでいることは「癒し」「安らぎ」「安心」「理解」です。自分磨きはほどほどでいいのです。
自分磨きに執着している女性は、「これで自分の市場価値が上がる」と思っているようですが。これは大きな勘違い。残念ながら女性は時間とともに市場価値が下がり続けます。
上げているのはむしろ相手への理想。自分磨きをすればするほど「私はこんなに努力しているのだから、素敵な男性が声を掛けてくれる」と、理想ばかりがどんどん高くなってしまうのです。
ロバに乗ったおじさまが迎えに来た・・・騎乗拒否する前に
もしロバに乗ったおじさまがあなたを迎えに来たとします。そこであなたはすぐに騎乗拒否をしていませんか?いつまでも騎乗拒否をしているから結婚が遠のくのです。
一旦騎乗してみて、どんな人か確かめてみよう、もしかしたらフィーリングが合うかもしれない、話も合うかもしれない・・・このように前向きに考えられる人は、結婚の可能性がぐんと広がります。
要は、ロバに乗ったおじさまを白馬に乗った王子様に変えるのは、あなた次第ということなのです。