恋愛や結婚において、誰もが「価値観の合う人ならうまくいきそう」と考えます。また「破局の原因は価値観の違い」という方もいるでしょう。
その、価値観が合う、合わない、の判断基準は何でしょうか。人は何をもって価値観が合う、合わないを判断しているのでしょうか。
◆婚活において使い勝手がいい「価値観」という言葉
一生を添い遂げる伴侶にあまりにも価値観の違う人を選んでしまったら、たびたび衝突が起きるかもしれません。ただ、どこが同じなら価値観が同じなのか、判断基準は個人で異なります。
しかし、個人で認識が違うからこそ使い勝手がいい言葉でもあります。
◇はっきり書くことを良しとしない「人のスペック」
「年収〇〇円以上の人」「年齢30歳未満の人」など、はっきりとその人のスペックを示してしまうと、それに当てはまらない人は嫌な気分になるでしょう。それだけではなく、お相手候補の範囲がどんどん狭くなってしまいます。
一方で、「思いやりのある人」や「価値観が合う人」であれば、お相手が嫌な気分になることはありませんし、「高い理想は掲げていません」というアピールにもなります。そうすればお相手候補の範囲はぐっと広がります。
婚活においての鉄則は、お相手候補の範囲を広げることです。
◇「交際終了」の際の理由
結婚相談所や婚活パーティーで、アドバイザーの頭を悩ませているのが「交際終了」の段取り。
お相手に対して嫌な部分があったと聞いていても、そこは明言せず、「価値観が合わないようですね」などとすれば、お相手を否定せず傷つけずに交際終了に導けます。
◆お相手の価値観はここで見よう!
価値観とは、幼少期から形成されてきた物の見方や考え方であり、その人の中の常識。似ている人はいても全く同じ人はいないでしょう。
婚活パーティーでカップルになってからデートを重ねていくと、お相手の価値観が少しづつ分かってきます。
このまま結婚まで進展しそうなら、以下の点を気に止めてみましょう。
◇金銭感覚
衣食住へのお金のかけ方はチェックしましょう。自分の好きなことや趣味にどのくらいお金をかけているのかも要チェックです。
◇食事
食事の時間帯や食べ方の違い、好み、品数、お酒などはチェックしましょう。外食のルールや食事中のテレビ・スマホの扱いも要チェックです。
◇日々のニュースや話題
社会的に話題になっていることや大きなニュースなど、興味や関心の対象をチェックしましょう。宗教観や支持政党なども。
◇男女差や子ども
共働きを希望するか、妻は専業主婦希望か、夫は家事や育児に協力的かなどをチェックしましょう。
◆対面コミュニケーションができる婚活パーティーのメリット
結婚相談所やネット婚活では、まずお相手のプロフィールが見られます。とても便利な機能ですが、お相手をプロフィールだけで判断してしまうデメリットもあります。
その点、婚活パーティーでは対面コミュニケーションが先行。その人の人柄やフィーリングを感じ取りながらプロフィールを確認します。
この対面コミュニケーションこそが婚活パーティーの最大の強味。PC画面上では分からない情報を自分の五感で感じ取ることができます。
◆価値観の違いを克服できるのが本当の夫婦
自分と価値観が完全に一致する人はいないでしょう。価値観はその人らしさでもあるので、受け入れることも大切なこと。
しかし、生活していく中でどうしてもストレスに感じることは出てきます。そんな時、夫婦で話し合って解決できるかがどうかがカギなのです。
価値観がなるべく合う人を探すのもいいですが、お互いに話し合って解決策を導ける器を持っている夫婦こそ、信頼し合っている夫婦なのではないでしょうか。
価値観の違いはあって当たり前。そこに固執せず二人で克服しようという姿勢を持ち続けることが、幸せな結婚生活につながるのです。