なぜ婚活していることを隠したいのか
学生時代は恋人がいたこともあったし、それなりに恋愛もしてきた・・・婚活している本人も学生時代は「普通にしていれば将来は結婚できる」と漠然と思っていたに違いありません。
しかし実際には妙齢になっても結婚できていない現実。とにかく自分が婚活していることが不本意なのです。本当は婚活している自分に納得がいっていない。でもこのままでは結婚ができない。だから密かに婚活しているのです。
自分自身のことを、普通に生活していて結婚できない人、と卑下していることもあります。周りはそんな風に思っていなくても、自分自身が勝手にそう思っているのです。
婚活しなければ相手が見つからない人・・・そんな風に思われたくない、こんな心理が働くのでしょう。
戦っているのは不本意な自分の現実と、それに対する自分のプライドなのです。
もし公言してしまったらこんな目に遭う?
周りから「やっぱり必死なんだ」と思われてしまうかもしれません。長期戦になればなるほど、長く婚活しているのになかなか結婚できない人と見られてしまうことも。
さらに既婚者から「ここは妥協しなよ」「理想高すぎない?」「結婚っていいよ」「子どもは可愛い。早くしないと」とおせっかい攻撃に遭う可能性もあります。
さらに、婚活が長びくとだんだん目が肥えてきてしまいます。知らず知らずのうちに相手を見る目が厳しくなっていくのですが、自分はあまり気付かないもの。
その間に年齢だけが上がっていき、婚活市場での価値はどんどん下がるのに、相手を見る目はどんどん厳しくなる・・・このような悪循環に陥るとなかなか抜け出せません。
公言するメリットもたくさんある
飲み会や会合の誘いが増えます。また、周りから相手を紹介してもらえることも。自分の生活の範囲だけだと出会いは限られるので、チャンスが広がります。
また、本人の性格やキャラクターを知っている人が、合いそうな人を紹介してくれます。
婚活で知り合うよりも、自分と相性が良い人と出会える確率が高まります。
また思いもよらない近くにいる職場の同僚から声を掛けられた、なんていうこともあります。
近年は人のプライベートに安易に立ち入らない風潮が強いですし、セクハラという言葉も一般化しています。しかし実際には「紹介したい人がいる」と感じている人は多いと言われています。
信頼できる人には相談してみるのもいいのかもしれません。
婚活していることを隠すのもメリット・デメリットが
婚活していることを隠していれば、いちいち詮索されることはないですし、自分のペースで自分に合ったやり方で婚活を進めることができます。
公言してしまうと結果が出るまで周りも気になってしまいますが、隠しておけば、さまざまな精神的負担から逃れられるかもしれません。
ただ、婚活に悩みはつきもの。周りに相談する人がいないのも辛いものです。結婚相談所のように高い対価を払えばアドバイザーが付きますが、高いお金を払ったからといってすぐに結婚できるわけではありません。
真剣交際に発展しそうなとき、お断りされてしまったとき、なかなかプロポーズをしてくれない時・・・一人で悩んでいると辛いことも多いでしょう。
思い切って周りの友達に相談してみるだけで気持ちが楽になるのではないでしょうか。