婚活で良くある相談に「口下手で面白い話ができないんです…」というものがあります。
いえいえ、恋愛を制する人は話し上手ではなく、「聞き上手」なんです!人から好かれるのに決して”面白い話ができる”必要はありません。
モテ男女はもれなく聞き上手。まずは”うまく聞く”ことから始めてみましょう。
必見!愛される”聞き上手”の特徴
あなたの周りの「聞き上手」さんのことを思い出してみましょう。いつもその人の周囲には人が集まっていて笑顔が絶えないのではないでしょうか。
ついついなんでも話したくなってしまう、話していて楽しい”聞き上手”さんの特徴とはどういった点なのでしょうか。
いつもニコニコ!
ブスっとしている相手や無表情の異性と会話していると、「この話つまらないのかな?」と考えてしまい、話が続かなくなります。いくらイケメンや美女でも、会話していて面白くないと気持ちが盛り上がりませんよね。
聞き上手さんからは常に明るい笑顔で、ポジティブな反応が返ってきます。まず、否定される心配がありません。そのためつい安心してなんでも話してしまいます。とても親しみやすく、初対面から打ち解けるのも早い傾向にあります。
興味をもって聞いてくれる
「すごい!そうなんですね」「えっ!それってどういうことなんですか?」と、”当意即妙”とでもいうような、かゆいところに手が届くあいづちや質問をしてくれます。どんな話題を出してもきちんと興味を持ってくれ、うまくすくい上げてくれるので安心感があります。言葉のキャッチボールできるので話していて気持ちが良く、会話が途切れることがありません。
会話泥棒されない
話している途中に「へー。その場所は私も行きましたよ」「そこの店知ってます!カルボナーラが美味しくて~」と、話を途中で持っていかれることはありませんか。せっかく自分が話しているのに主導権を奪われては、なんだかモヤモヤしてしまいますよね。
聞き上手さんとの会話ではそうした「会話泥棒」される心配が無いので、テンポの良いコミュニケーションができます。
メリットたくさん!“聞き上手”になろう
“聞き上手”になると、恋愛だけではないたくさんのメリットがあります!
人から好かれやすくなる
聞き上手さんはどこでも人気者。会社や仕事でも”聞き上手”であることは大きなプラスのポイントになります。私生活でも友達が増えますし、いろんなところにお呼ばれもしやすくなります。人とのつながりが増えてそれだけ良い異性とのご縁も多くなりますよね。そこから”運命の出会い”があるかもしれません。
トークの幅が広がる
さまざまな人の話を聞くことで、自分のトークの幅も広がります。他分野の知識・教養が身につくのはとても良い事ですよね。恋愛だけでなくビジネスシーンでも聞き上手であることは重宝されます。会社やコミュニティ内で人間関係を円滑に回していくこともできるようになりますね。ぜひいろんな人との会話に挑戦して、聞き上手になることを目指してみてください。
会話が楽しく、ラクになる
基本的に「聞く」ことが多くなるので、あまり話題を多く持っていないという方でも必死にネタを提供する必要が無くなります。そのため口下手さんでも自然に会話を楽しむことができるようになります。会話に詰まるのは「上手く話そう、失敗しないように頑張ってしゃべろう」と緊張してしまうことも原因です。会話に自信がついてくると、リラックスして人としゃべることが出来るようになるでしょう。
この人、話しやすい!と思われるコツ
「この人とは会話が弾むな…」と思ってもらうためには、発言はもちろん、”行動”でも示す必要があります。
まずは共感!
ともかく共感を示すことが一番です。相手の話しに適切なあいづちや、質問を入れていくと良いでしょう。つい解決策やアドバイスを投げかけたくなりますが、それよりも先に相手の言葉に同意を示します。
「この人は私の話を否定しない」「しっかり受け止めて興味を持ってくれている」「会話の腰を折らない」という安心感を与えられれば、自然と「話しやすいなぁ~」と感じてもらうことができます。相手の話題を引き出すようなポジティブな問いかけをすると、スムーズに会話が流れていくでしょう。
ボディーランゲージ、リアクションを
会話では、言葉や内容も大切ですが「視覚情報」も重要ポイントの一つになります。
具体的には表情・うなずき・声のトーン、ボディーランゲージなどです。これらは人との会話において大きなウェイトを占めます。
目線を下に落として無表情で「そうなんですね」と言われても、まったく興味を持たれているようには感じられないですよね。相手があなたのほうに顔を向けて、大きくうなずきながら笑顔で「そうなんですね!」と言われたら、「ちゃんと聞いてくれている」と感じられるはずです。そのように、声や体でしっかりと反応を示してみてください。声のトーンは少しだけ上げて、驚きや笑顔を表現し、うなずいたり手を叩いたりを行ってみましょう。
あまりに大げさにやりすぎると逆効果ですが、照れずにリアクションしましょうね。
必見!”聞き上手”になる方法
では、その”聞き上手”になるための具体的な方法を見ていきましょう!すぐにはスムーズにできないかもしれませんが、基本はとっても簡単なんです。
相手が話したいことを聞いてあげる
人は基本的に「自分のことを聞いてほしい」という欲求を持っています。誰かが面白い話をするのを聞くよりも、自分が楽しくおしゃべりをできるほうが強い幸福感を感じるとも言われています。ですから、相手が話したそうにしているネタを丁寧に掘り下げていきましょう。相手の感情をいかに吐き出させてあげられるかがポイントなんです。
ポジティブなあいづちを
話がはずむという有名なあいづちに、「あいづち・さしすせそ」があります。「さすが!知らなかった!すごい!センス良いですね!そうなんだ!」…という、相手の気持ちを盛り上げる言葉のことです。全てポジティブなもので、否定的な言葉やネガティブなものが無いのが分かると思います。否定語は話の腰を折ってしまいますから、会話のペースが崩れてしまいます。
「ミラーリング」を行う
ミラーリングとは、好意のある相手との行動を自然と真似ることを指します。相手がお茶を飲んだら自分も飲む、にこっと笑ったら自分も微笑む、など…。会話のテンポ、姿勢、行動、声のトーン、言い方などをミラーリングすると無意識にお互いの好意が高まります。会話に困ったときなどは「これこれこうで大変だったんです」「そうなんですね、とても大変だったんですね」と、オウム返しをする方法も有効です。
恋愛において有名な効果ですから、実際に試してみてくださいね。
とはいえ…露骨に相手のマネをするのはわざとらしいので、あくまでもさりげなく行ってみてください。
これはNG!”聞き上手”とは真逆の行動
「だって」「でも」「いや」と否定する
とりあえず否定から入るクセのある方、いますよね…。無意識で悪意がなくとも、相手の気持ちを損ねてしまいます。たとえ相手が間違ったことを言っていると感じたとしても、まずは受容の言葉を使ってください。違う、と否定してはいけないということではなく、ひとまず受け止めることが大切なんです。
「そうなんですね、なるほど。僕はこういう風に聞いたことがありますよ」などと、相手の言葉を受け入れつつ、自分の意見を伝えるようにしましょう。
人の話を遮る
相手に話させてばかりだと疲れさせてしまいますから、適度に自分の話や体験談を織り交ぜていきましょう。なにも自分のことを話さない人は、いくら聞き上手だとしても異性からの好感度は上がりにくいんです。
といっても、異性が楽しくしゃべってる途中で「それ知ってます!」「ああ、それはこれこれこういうことですね?」と遮ってしまってはいけません。せっかくの話のペースを崩されてしまいます。自分の意見や話を入れるタイミングは、相手の話が一区切りしたときにしましょう。
興味なさそうな態度をとる
「へ~っ… それで?」「ふーんそうなんだ…」とまるで興味なさそうにあいづちをうって、話を終わらせてしまう方がいます。繰り返し、あいづちやボディーランゲージが大切と書きましたが、それだけでトークが盛り上がるほど単純なものではありません。
異性の話に興味をもって、そこから盛り上げていく努力が必須なんです。「それからどうなったんですか?」「それはびっくりしちゃいますね!」などと相手が話しやすい雰囲気づくりを心がけましょう。
まとめ
相手の話をしっかり聞くことができる人は、モテるだけでなく私生活・ビジネスでも人気です。いずれは「話し上手」になることも夢では無いでしょう。
コミュニケーションの基本は相手の話をしっかり聞き、受け止め、ボールを返すという作業になります。
婚活パーティーではアプリのように画面上のメッセージのやり取りではなく、実際に対面で生身の異性と会話することができます。
実際に人とトークをすることで、恋愛スキルもコミュ力も向上します。沈黙や失敗を恐れることなく、前向きに”聞く力”を養っていってくださいね。