婚活パーティーに参加しているあなた。「私は理想も高くないし自分の市場価値を理解している」と自覚しながらも、心のどこかで憧れやロマンを抱いていませんか?
「王子様なんてどこにもいないのよね」と言いながら、いつか王子様が迎えに来てくれる、と思っていませんか?
王子様はお姫様しか迎えに行かない、という現実
王子様なんてほとんど存在しないことは万人の知るところ。生物で言う絶滅危惧種です。
しかしどうしても出会いに夢や憧れ、ロマンを求めてしまうのが女性の性。心のどこかで「いつか王子様が迎えに来てくれるのでは」と期待したくなるのも分かります。
特に30代40代になって婚活を頑張っている人であれば「ここまで頑張ったんだから絶対に素敵な人を見つけて、既婚の友達をギャフント言わせたい」と意気込んでいるでしょう。
しかし大切なことを忘れてはいけません。それは王子様はお姫様しか迎えに行かないということです。
あなたがシンデレラだったら王子様が現われるかもしれません。しかしあなたがシンデレラだったらとっくに結婚できているのではないでしょうか?
結婚に憧れやロマンを求めすぎてはいけない
周りに恋愛結婚の人が多く、のろけ話を聞かされてきた人ほど、自分も恋愛結婚がしたいと思うでしょう。しかし、婚活結婚は恋愛結婚とは順番が異なります。
出会った時にはただの知り合いだけれども、だんだん恋愛感情が芽生えてお付き合い、そして結婚に至るのが恋愛結婚。条件などは後から分かることで、ちょっと条件が合わなくても、お互い好きになっているし人間性も分かっているのであまり気になりません。
恋愛結婚は、気が合う、一緒にいて楽しいなど、感情的な部分での繋がりが最初に構築されます。
一方婚活は、最初から結婚を望む者同士が、自分の求める条件と折り合いを付けながら相手を探します。ある程度条件が合ってマッチングしたらデート等を重ね、お互いの人間性やフィーリングを確かめます。
いくら条件的に納得のいく相手でも、話が合わなかったり、人間性が気に入らなかったりしたら、交際は続かないでしょう。
条件がある程度合う人とマッチングするまででも苦労するのに、その後お付き合いとなると、大きく二つの山をクリアしなければなりません。
そのため、憧れやロマンを求めすぎると、上手くいかないことが多いのです。
自己満足な自分磨きは、自分の市場価値を上げることにはならない
なんだかんだ言っても「白馬の王子様症候群」から抜け出せない独身女性は大勢います。
だからといって素敵な人といつ出会ってもいいように自分磨きをしていよう、という考え方はちょっと安直。
ヨガやエステ、ネイルに美容院・・・。きれいでいたいという気持ちは理解できますが、一番危険なのは「これで私の市場価値は上がる」と思い込むこと。
残念ながら、自己満足な自分磨きは、自分の市場価値を上げるのではなく、相手の理想を上げてしまうことに繋がります。
「私はこれだけ努力しているのだから素敵な人が振り向いてくれるに違いない」という期待。
女性は時間と共に市場価値が下がるのは周知の事実です。「美人の40代より普通の20代」という言葉があるくらいです。若い女性に対抗する自分磨きに効果はありません。
年齢を重ねた女性の強みは、知識や教養に溢れていたり仕事で信頼を勝ち取ったりしていること。自信をもって生き生きとしている姿ではないでしょうか。
男性が最終的にパートナーに求めているものは・・・
男性にとって、自分のパートナーがいつもきれいにしていたら、うれしいのは確かです。しかし、時間やお金をつぎ込んでまで若さや美に執着する姿は魅力的には映りません。年相応の清潔感や品があればそれでいいのです。
男性が最終的にパートナーに求めることは、癒しや安らぎを与えてくれる空間作りと良き理解者でいてくれること。今一度、自分のことを振り返ってみましょう。